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ペテルブルク便り~エルミタージュ劇場情報

ロシアはサンクトペテルブルクへ第二の里帰り中のオマール大好きさん。
エルミタージュ劇場で「ジゼル」をごらんになったそうです。

今回はエルミタージュ劇場とそれからマールイのダンサーについて書いてくださったので、ご紹介いたします。
オマール大好きさんいつもありがとうございます

エルミタージュ劇場についてはこちら
エルミタージュ美術館の西隣というか、エルミタージュの一部なんですけれども、
ネヴァ河沿いにあります。




昨日(注:現地で9月23日のことです)はエルミタージュ劇場で「ジゼル」を観て来ました。
実は20日もジゼルを観に行ったのですが、諸般の事象により開演直前に到着、1幕終演後そのままマールイ(ミハイロフスキー劇場)へという状況だったので、プログラムすら購入出来なかったんですよ。

エルミタージュ劇場は劇場自体がバレエ団を持っているわけではなく、
ピーテルの地元密着型(?)のバレエ団が代わる代わる公演を行います。
(来月はタッチキンが公演するそうです。)
ただ、時々マリインンカ(注:マリインスキー劇場)のダンサーなどがゲスト出演するそうで、運が良ければとても素晴らしい公演に当たることもあるとか・・・

それから、この会場は全席Freeなので、会場に早く入った人から順に好みの席を選べます。
言い換えると遅くなればなるほど、観難い席になってしまうんです。
でも会場はとてもこじんまりしてますし、かなり傾斜があるので
最後尾列でもそれなりに楽しめるのではないかと思います。


20日がバタバタだったので、昨日は多少余裕を持って劇場に行き、ネヴァ川の辺りの
写真を撮ろうとしていたら、カメラの視界に人が・・・ちょっとムッとして
その人を見たら、なんとユーリ・ミーロフ(実は大好き♪)でした。
今日(23日)ここでアルベルト(注:ロシアではアルブレヒト→アルベルト)を踊って、明日(24日)から数日間フィンランドで踊って
その後28日には日本に向けてピーテルを発つそうです。

個人的に話をしたのは、マールイの「Quatro」の公演以来なので、1年以上ぶりかも。
相変わらず、親しみやすいNice Guyでした。
この後、購入したキャスト表に関連していろいろあったのですが、
私がビックリしたポイントだけ言うと、

・キャスト表では今日のアルベルトはユーリではなくアレクサンドル・ヴォイティン
・20日踊ったアルベルトはミハイル・ヴェンシコフ←これ、絶対に嘘ですから。
・20日のミルタはヴィジュニナ(アリョーナ)だった

そして劇場スタッフに聞くと、やはり今日のアルベルトはアレクサンドル・ヴォイティン、
でもキャスト表とは異なり今日のミルタはアリョーナだと言うし・・・

20日の1幕を観る限りアルベルトはミーシャではなかったし、
昨日もユーリがアルベルトを踊ったのでキャスト表の信憑性も劇場スタッフの言うことにも大いに疑いを持ってしまいました。
因みに23日のミルタはアリョーナではなかったです。
もしキャスト表のミルタが正しくて、20日にアリョーナが踊ったとしたなら・・・
ものすごい後悔です。

「ジゼル」としての舞台はですね、20日より今日の方が良かったです。
今回の訪露で始めて観たのクラシック全幕なので、良く見えたのかもしれませんけど。
ジゼルを踊ったナタリア・ポテクニナ(キャスト表が正しいという前提での名前です)も
小柄ながら柔らかな感じの村娘、宙に浮かぶようなウィリを見せてくれました。
エルミタージュは今日(24日)のくるみ、明日の白鳥とチケットを買っていますが、
気が向いたら行こうかなと。




オマール大好きさんは、なんとかして27日の「白鳥の湖」(一般には公開されない、クローズドの公演)になんとかして潜りこもうと模索中だそうです。
ミッション成功の暁には、是非感想をお聞きしたいですね~。

ミーロフはアカデミーバレエの来日公演に参加なのですね!
チケット、買おう買おうと思っていてすっかり忘れていました!
どうにか都合をつけて観に行きたいです。
(ロシア文化フェスティバルの優待料金チケット買うチャンスあったのに失念。あーあ。)
ミーロフって、、、、全然顔とかが似ているわけじゃないのですが、わたしの中ではコルプとお顔の系統がいっしょのイメージ。彫りが深いというか、下手な写真だと、目元が真っ暗になって人相悪く写っちゃうんですが(コルプの写真写りの悪さって、めちゃくちゃ極悪人みたいになっちゃうときありますよね。。。。あたし、コルプ好きなんですよ、これでも一応。)実際はものすごーくいい人オーラ全開なんですよね~。


それからマールイのダンサーとお話をなさったときに、冬の来日公演参加のメンバーについて聞いてくれたみたいなのですが、
ちょっぴり複雑というか、残念というか、、、仕方ないなあ、という情報です。
来日メンバーって今発表されているダンサーで確定というわけではなさそうです。
ペレン、ボルチェンコ、サラファーノフ、ルジマトフは確定だと思いますけどね。
その他のメンバーは例えキャストとして発表されていても本人の意思次第では
来日がなくなるかもしれないということでした。
まだ今の日本に不安を持っているダンサーがいるのは事実みたいで、
ボリショイ同様にダンサーが行きたくないと言えば、それを尊重するってことなんですね。

蛇足ですが、最近髪を短く切っているダンサーが多いのはやはりナチョの影響みたいですよ。

レヴェデフと少しだけ話をしたのですが、笑顔がとぉ~っても可愛くて、
Webで掲載されている写真よりもずっと親しみやすいです。
舞台上では堂々としたバレエを披露してくれてますが、
直接対峙すると、まだまだお子様っていうかあどけなさが残ってて、
なんだか応援したくなってしまいました。
その直後、タバコを吸い始めたのはやっぱりロシア人だなぁと思いましたが。

それからチョット心配な話が。
最近あまり見ないダンサーの様子を聞いたところ、マキシム・エレメーエフは
膝の故障で踊れない状態だそうです。
その故障もありがちなレベルではなくて、かなり深刻なようで、今は手術待ちだとか。
「Completely Broken」と言っていたので、かなり悪い様子です。
無事に手術を終えて、十分に時間をかけてリハビリをして、マールイに復帰してくれますように!


偶然かもしれませんが、ロシアのスケート男子も、、、短髪が流行っているんですよ!
特にアイスダンス!今季の課題はラテンなのに、チョンチョン切ってしまっていいの???
まー、すぐに伸びますけどもねえ。
(ロシアのスケート男子の髪型もだいぶ変わりましたねえ。
昔は坊ちゃん狩り多かったもんなあ。)


マールイの来日メンバー、ほんとに直近にならないとわからないと思います。
もし、わたしが情報を得て、そしてそれをブログで書いてもOKな状況になったら、
書かせていただきますが、
だいたい連絡くれるのって、、、来日直近なんですよね(苦笑)
まあご本人もぎりぎりまでわからないって人もいますからねぇ。

例年、そんな具合ですから、今度はどうなることやら。
今度の冬はもしかしたら来日しないかもしれない、、と覚悟していたので、
来てくれるだけでありがたいのですが。。。。。
(それに、いつも連絡をくれるダンサーが、来日メンバーに入っていないと、これはもうお手上げで、幕が上がるまでわかりません)


エルミタージュ劇場は、ロシア観光ツアーなんかで、よくセットでついてくるバレエ観賞に選ばれることが多いですけれど、そういう方のお話でも
「こじんまりとしていてよかった」という声をよく聞きます。
わたしもいつか行ってみたいです。
観やすいのは魅力的よね~。







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