1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

面会禁止でも父に会える日

2020年08月14日 | 高齢の親のこと
連日暑いですねー。
コロナの影響で、老健に入っている父との面会ができません。

正確に言えば、できないことはない。
どんな面会の仕方かと言うと、ガラス扉の内と外(入所者は玄関ロビー、面会者は外)で、というのはできます。
会話は電話でするそうです。
ガラス越し、なんだかドラマで見る刑務所のようじゃないですか。
それも事前予約制で時間も3種類から選ぶ方式。
もうひとつの方法は、ビデオ通話です。
これも当人のスマホで気軽に、というのではなく、いろいろなルールがある。
どちらもハードルが高く、一時帰宅後は父に会えずにいました。

でも、今日は通院の日。
血管の検査に数カ月に一度行くんです。
規則に縛られず父を連れ出し(?)長い時間一緒に過ごせます。

朝、姉と父を老健に迎えに行き、元気そうな父の顔を見て一安心。
車が違うことをどう説明しようかと思っていましたが、心配させないように「点検のため代車」ということにしました。
楽しいドライブで病院へ。
父は3人で車に乗るのが好きなので、いつもご機嫌です。

お昼は木曽路へ。
テレビで木曽路のCMを見て、「かわいい着物女性に、にこにこと肉を焼いてほしい」という気持ちが高まっていたんです。
病院と木曽路(高島町店)が近いので迷わずこちらへ。
(画像はぐるなびより)

気軽に行ったら驚くほど待ってる人が多かったです。
そうか、お盆だったのか。

小1時間待ちましたが、その間も父は
「これだけ待って食べたら、余計にうまいぞ~」
と楽しそうでした。
「自分より後に来た人が先に通された」とクレームを言っている人もいました。気持ちはわかるけれど、あんなに怒っていたら何を食べてもおいしさ半減だろうな。
何にしろ、本当に気持ちの持ちようだ。
父と一緒にいると、多方面への気配り、笑顔、感謝の伝え方、改めて学ぶことが多いです。


すき焼き御膳。
かなりボリュームがありますが、完食しました。

私がずいぶん前(15年くらい前かも)の父の日にプレゼントしたポロシャツを、今でも気にいって着てくれています。
袖を通すたびに、「着心地が良くて品物の良さがわかる」と思うそうです。
何を食べても「おいしい」と感激し、仲居さんに伝え・・・(仲居さん、とてもかわいらしくて優しい方でした)
私たちもとても楽しい時間を過ごせました。
だいぶ待ったのは、コロナの影響で座席の利用数をかなり減らしているためのようでした。
案内された席は本当にゆったりしていました。
父がとても木曽路を気に入ったので、次回の通院の時もまた行こう。

この時期、本来なら病院のあとはどこにも寄らずすぐに老健に帰らなければいけません。
でも、今日は区役所に行く用事もあったので、昼食OKということになったんです。
区役所の用事は、父の留守宅に届いた新しい保険証が保管期限を過ぎてしまったこと。
これも当人がいないと委任状やら証明書やら、受け取るのが大変です。
今後のために、父宛の役所からの郵便物を私の家宛てに届けてもらう手続きもしてきました。
これ、早くやっておけばよかった。

全ての用事が済んで、父を老健に送り届けました。
ひさしぶりに暑い外を歩いた父は、かなり疲れたことでしょう。
私たちも1日がかりのミッション終了して、ホッと一息。

上永谷のボンコアンコーヒーへ行きました。
今はテラス席しか使えないのでちょっと暑かったですが、フローズンドリンクにはちょうどよかったかも。
いちじくのタルト、とてもおいしくてお勧めです。

父も姉も、私が運転することを「とても助かる」、と喜んでくれます。
家では誰にも感謝もされないので、役に立ててよかったという気持ちになります。
感謝の気持ちって、伝えるか伝えないか、この差は大きい。
今度は父を連れて元町のフクゾーへ行き、お店の人に直接父の気持ちを伝えたいです。

おまけ。

私が「オチの無い落語であたふたした夢」を見た日、なんと姉も「舞台で芝居をするのに、衣装の帯が短い、小道具が見つからない、という状態でステージに出され、台詞を忘れて頭が真っ白になる」という恐怖の夢を見たそうです。
なんたる偶然。
あたふた姉妹。
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父、一時帰宅2 & コナズ珈琲茅ヶ崎

2020年06月29日 | 高齢の親のこと
先月に引き続き、父が老健から帰ってきました。

1週間自宅
3週間ショートステイ
1週間自宅←ここ
入所←昨日、これ

前回とは違って、「1週間後に施設に戻る」ということを父が納得していたので、本当に助かりました。
物忘れは相変わらずですが、体調はとても良く、以前よりだいぶ歩けるようになっていたんです。
そして時々、まったく普通(という言い方もヘンですが、認知症やボケがまったく無い頃のような状態)な様子で、父がはっきりと正論を言う時があって、うれしいような不思議なような感じになることが何度もありました。

姉が1週間泊まり込んでくれたおかげで、私は仕事をしその間断続的に泊まり、3人で楽しく過ごしました。
昨日施設に父を送り届けて、今回の任務終了です。
また改めて入所ということになるので、施設に提出する書類が多い。
紙に署名、そして押印。結構大変です。

施設をあとにしてまた実家に戻り、最後の片付け。
もし自分にきょうだいがいなければ全部一人でするのか・・・と思うと姉がいて本当によかったです。
父が困った言動をしても、姉がいるから笑い話にできる。

姉を茅ヶ崎まで送り、義兄も一緒に打ち上げに行きました。

姉宅からほど近い、こんなお店。
外食するのはいつ以来だろう?
ミッションをやり遂げた達成感+解放感もあいまって、なんだかとてもテンションあがりました。

グリルチキンカレー。
おいしかった~。


これは3人でシェア。
お店はほぼ満席でした。
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父帰宅

2020年06月22日 | 高齢の親のこと
昨日、父を老健に迎えに行きました。
先月の一時帰宅では「1週間後に施設に戻ること」がどうしても腑に落ちなかった父。
今回は、ロビーまで送り届けてくれたスタッフさんが「また来週会いましょう、待ってますよ」と言ってくれて父も納得してる様子に安心しました。
高級旅館のように、車が見えなくなるまでスタッフさんが手を振って見送ってくれました。
ありがたいことです。

父は何を食べてもおいしいおいしいと上機嫌。
姉と私が仲が良いことに感謝し、亡くなった母に感謝し・・・。
相変わらず冗談ばかり言って、愉快な父です。
物忘れは相変わらずですが、こちらもだいぶ慣れたので適当にやり過ごせます。
1週間、楽しく暮らしてほしいです。
ずっと泊まり込んでくれる姉のおかげで、私は自宅に戻ってきました。
レッスンの合間に、また顔を出す予定です。
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父、一時帰宅

2020年05月24日 | 高齢の親のこと
今日はマンドリンの話はありません。

老健に入所している父が帰ってきました。
といっても、完全に(?)帰ってきたわけではなく、定期的にこなさなければならない(という言い方が正しいかどうかはわかりません)居宅介護です。

ざっくり言うと我が家の場合はこのようなパターンです。

1週間自宅
1週間ショートステイ
1週間自宅
1週間ショートステイに引き続き入所

もともとは4月に予定していたんですが、コロナの関係で1カ月延び、さらにこちらの都合で自宅で二度過ごす間を3週間空けてもらいました。

1週間自宅
3週間ショートステイ
1週間自宅
入所

片岡マンドリン研究所の発表会の時期を避けるためでした。発表会は中止になってしまったけれど、老健のスケジュールはもう動かせないので予定通りです。

前回、父が10月末に帰ってきたときは、帰るなり入院・手術になってしまったんでした。
あの時は大変だった・・・。
今回は元気に帰ってきて元気に過ごしていました。
姉が仕事を休んで1週間泊まり込み、父の世話をしてくれました。ありがたい。
私は3泊、娘が1泊。

父は自ら進んでお風呂に入ったり、食欲も旺盛。
ただ、物忘れはかなり進行していました。思い込みや創作話も多い。
とても困ったのは、「せっかく帰って来たのに、どうしてまた病院(だと父は思っているけれど、老健)に戻るのか」と言い続けたことです。
今回のスケジュールはだいぶ前から決めたことなんですが、それがわかっているのは私たちと施設の人、こちらのケアマネさん。

父にとっては、突然家に帰ると言われ、自宅に落ち着いたらまた戻ると言われ・・・。
実際は、老健のスタッフも私たちも何度も説明はしてるんですが、あっという間に忘れてしまうので、自分がこれからどうなるのかというのが不安でたまらないんだと思います。
わかりやすいカレンダーを姉が作って目につくところに置いてくれたんですが、それでもすぐ忘れてすぐ聞く。
1人暮らしはどうしたってもう無理なんですが、「何でもできた自分」の記憶しかないので「ひとりで大丈夫」と言い張る。
「姉と私が安心できるから、施設に行ってね」というところで、一応納得してくれるんですが、それも数分経つと忘れてしまい、また堂々巡りになります。
母は父のこういう面に途方に暮れ不安に思っていたんだ、ということが、身に沁みてよくわかりました。
もっと母の気持ちを理解してあげられたらよかった。

どうにか落ち着いて最後の晩餐をにぎやかにし、父がベッドに入ってほっとしたら・・・
やおら起きて来て「どうしてもしっくりこない」と訴えるので、施設に戻る理由をまた説明。

一夜明けたら落ち着いていてホッとしました。
施設に到着したら、顔なじみのスタッフの方に歓迎してもらって、父はすっかりノリノリに。
本当にスタッフのみなさんが明るく感じが良いので助かります。


これは、迎えに行った日の老健エントランスの写真。
今日も同じように晴れていました。

いろいろあったけれど、父と別れる時はなんだか泣けてしまった。
姉とまた実家に戻り、残った食材をお腹に収め、あれこれ片付けて帰りました。

このパターンをあと何回繰り返すんでしょう。
先のことはあまり考えず、さしあたって直近のことだけ気にするようにします。

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「親のトリセツ」届きました

2020年04月25日 | 高齢の親のこと
大好きなカータンの新刊が届きました!

予約していたので発売日に配達されました。うれしい。

内容は、日々のブログをまとめたものなのでほぼ読んだものです。
そこにエピソードごとの「後記」が少し加えられていて楽しい。
書き下ろしの部分と新しい絵もあります。

カータンが姉妹の妹で、お姉さんと一緒に実家に通ってご両親の世話をしている、という環境が自分自身とかぶります。
我が家はもう母は亡くなり、父は「介護未満」ではなくなり・・・。
でも親の老いに直面していくところ、その後姉妹で助け合ってがんばっていくところ(大いに愚痴も言い合うところ)、若かりし頃の親を思い出してせつなくなるところなど、「あるある」と共感できます。

「父の誕生日 楽しさと切なさと」
「誰も悪くないのだけど追い詰められる」
「母と父の手の話」

特にこの3本。
胸が苦しくなります。泣ける。

自分に置き換えると、昨年の1月に父に続いて姉がインフルエンザになり、私は2月に手術を控えているために戦線離脱をせざるを得なかった時期。
ここは本当に山場だったなあ。
姉と励まし合って交代で実家に泊まり込み、自宅と職場の3ヶ所を行き来する日々。
6月に父の容体が悪化して急遽施設に入ることが決まり、今に至ります。
予想もしていなかったことですが、施設に入ったことで父はかなり元気になり、姉と私の負担も激減しました。

今も、カータンの全盲のお父さんと認知症と鬱を抱えているお母さんは2人暮らしをしています。
今後のこともしっかり(ブログで)見守って陰ながら応援します。

おまけ。

先日、献血車で協力できなかったので献血ルームに予約をしました。
が、しかし。
喉が痛くなり、咳もひどい。
こんな状態で献血ルームに行くのは迷惑だろうとキャンセルしました。
しょんぼり。
カータンも献血の話題を書いていましたが、ギリギリの体重なんだな。
身長はとても高そうだけど。
私の場合、当然体重計を持ってこられたことはなく顔パスならぬ身体パスです。
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ひさしぶりに父と会う

2020年04月17日 | 高齢の親のこと
新型コロナ感染対策で、老健がずっと面会中止になっています。
父の健康面では何より安心ですが、長く会えないことで家族のことを忘れてしまわないか心配でした。

今日は、以前から予約していた父の検診の日。
予定通り受診していいとのことで、老健へ向かいました。
ひさしぶりに会った父はとても元気そうで、姉と、私の娘と私のことをしっかり覚えていました。
相変わらずおかしなダジャレも言っていて、ホッとしました。

検診の結果も良好。
本当ならこのあと父の行きたい店でお昼を食べるところですが、何しろコロナ対策で外食禁止、実家に寄るのも禁止なんです。
というわけで、みなとみらいや大桟橋、山下公園あたりを遠回りしました。
お天気も良く、慣れ親しんだ景色を父は楽しんでくれたようです。
写真撮ればよかったな。
大桟橋には飛鳥Ⅱが停泊していました。

次に会えるのは来月か・・・。
早く収束しますように。
スタッフの方々も普段の仕事に加えて感染予防もあってお疲れだと思います。
今までと違って少しピリピリした雰囲気でした。
先が見えない、というのが誰にとっても辛いんですよね。
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今日は父の誕生日&新型コロナウイルスが心身に及ぼす影響

2020年04月03日 | 高齢の親のこと
今日は父のお誕生日。
87歳です。(←姉から指摘されて訂正!88歳だと思ってました。とほほ)
お祝いどころか、老健で面会ができません。
会えなくなって1か月以上が経ち、父の認知症が進んで私たち子供の顔を忘れてしまうのでは・・・と不安になります。

そんなわけで、バースデーカードを送りました。

インパクト重視で、きれいどころをバーンと揃えました。
これで私のことを思い出すきっかけにはなりませんが、裏のメッセージを読んでくれれば。

姉は、豪華アルバムを作って郵送してくれました。
中身は、家族旅行やお正月の集まりなどの楽しい写真の数々。
最後は笑顔の母の1枚。
これ見たら泣いちゃうのでは・・・。
今日、見てくれたことでしょう。

老健は続けて利用できず(目安としては3か月)、状況によって、退所・転所(と言うかな他の施設へ移動)・一時帰宅などをすることになります。
父は今月その一時帰宅をする予定でした。
が、しかし。
面会も一切できないくらい管理(というか隔離)されているのに、突然下界に放り出されて大丈夫なのか。
父に私たちが接することで、自覚なくコロナに感染させてしまい、老健に戻ってクラスター発生、にでもなったら・・・
などと考えたらとても不安になりました。

老健に相談し、今月の一時帰宅は無くなったんです。
父に会えないのは残念ですが、現在の状況では仕方ありません。

もともと明日予定していたコンサートに備えて予約していた美容院へ行ってきました。
このところ、スパとヘアを1日でやってもらっています。
部屋に入るなり、セラピストさんに
「肩、どうしました?」
と聞かれたんです。
もともと巻き肩で前に出てしまう傾向にあるのが、より一層ひどくなっている、と。

レッスンが少なくなった今、普段より肩こりはしていないはずなのに。
でも昨今の生活をいろいろ話しているうちに、通常より姿勢に悪いことをしているのがわかりました。

第一に、Netflixの見過ぎ。
スマホで見ているので、そのせいで肩も首も前に出てしまう。
眼精疲労がひどいので、眉が凝り、頭皮も凝り、首型も凝る。
椅子ではなく床に座っているのも良くないようです。

第二に、運動不足。
外の仕事が減ったので、運動量が減っています。
で、足首が使えていなく、そこから肩凝りに。

新型ウイルスで不安なことが多いせいで、身体に不調を訴える人が多いそうです。
呼吸が浅くなると全身にさまざまな不具合が。
本人は自覚していなくても、身体に出るとのこと。
精神と身体は密接に関係しているんですね。

念入りに流してもらい、ゆがみも整えてもらいました。
これを持続させたいものです。

顔のマッサージの間に、新人のセラピストさんの練習台として足のマッサージを受けました。
無料だからうれしいんですが、ベテランと新人の差を痛感しました。
タオルの扱いひとつ取っても全然違うものですね。
何をしても、もそもそしている。そしてツボに入らない。
ベテランの人は動きに無駄が無く、的確で自信に満ち溢れています。
楽器の演奏もそれと似ているな。

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ブログ開設から5555日

2020年03月30日 | 高齢の親のこと
いつも節目の日に何か書こうと思って忘れてしまいます。
今日は珍しく気付きました。
ブログ開設から5555日。
gooブログを初めて書いたのが2005年1月13日でした。

15年前なんですねー。
この頃はアメデオに出ていて、ギターのレッスンにも行っていたんだ。
あれからいろいろありました。


毎年撮影している、大岡川(蒔田駅近く)からの桜です。
ちょっと曇っているのが残念ですが、今年も見られました。
遠くにランドマーク、左にY高です。
コロナ対策で出店は無し。

今日は姉と実家へ行き、ケアマネさんと契約書の取り交わし。
2週間後に父を迎える計画です。
4月に1週間、5月に1週間。
日程をだいぶ前に決めて段取りしていました。

が、しかし。

コロナ対策で1ヶ月以上老健の面会が禁止されています。
そのおかげで父のことは安心していられます。
でもそこから家に連れ帰ってきてしまったら、感染のリスクが高い。
だいたい、面会もNGなのにこんな町中に来て大丈夫なのか。
透析があるので家に閉じこもっているわけにもいかない。

そのへんのことを改めて老健に相談しようということになりました。
できれば状況が落ち着くまで(落ち着くのかしら)延期したい。

片岡先生のレッスンは4月もお休み。
各カルチャーは休講延長。
演奏会は中止続き。

3週間後に今のイギリスの状況になるでしょうか。
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心配が現実になった日

2019年10月30日 | 高齢の親のこと
昨夜、実家に泊まり込んでいる姉から夜11時を過ぎた頃に電話がありました。
普段の連絡はLINEを使っているので、電話がかかってくるというのは良くない知らせ、というのがすぐにわかります。

父の容体が悪くなって痛がっているので、夜間診療所に行こうと思う、という内容でした。
入院・手術を予定している病院に昨日行っているので、そこに行く方がいいのでは、と考え、私は実家に向かい、その間姉は昨日の病院に問い合わせをしました。

・救急車で昨日の病院を指定しても、受け入れられない場合がある
・自力(タクシーまたは自家用車)で夜間救急に行けば確実に受け入れる

とのことで、私の車で病院へ行きました。
実家から病院までは20分程度ですが、父の様子はだいぶ落ち着いてきてひとまず安心しました。

前日の診察券が役に立ち、スムーズに診察してもらえるかと思ったら・・・

とにかく待たされる。
混んではいないので夜間担当の医師の数が少ないのか、12時近くに待合室に入って、診察室に入ったのは2時近かったか。
その頃には父はまた苦しみ出していて、その様子を医師に診てもらえたのはよかったです。

診察の結果経過観察で入院、水曜日の朝診察をして今後のことを決める、ということになりました。
それから検査やら手続きやらで、私たちが病院を出たのが4時半過ぎ。
コンタクトレンズを長時間入れたままだったので、目がかなり痛くて辛かったです。
でも父の痛みに比べたらこのくらい大したことがないはず。

姉と実家に戻り、温かいお茶を飲んで少し落ち着きました。
お風呂に入って寝る頃には外は明るくなりかけていました・・・。

10時頃、病院からの電話で目が覚めました。
明日手術するとのこと。
その説明があるので、病院に来るように、とのこと。

午後一番の生徒さんに時間の変更をお願いして、姉と病院へ向かいました。
父は穏やかな様子で安心しました。

その後、手術の説明まで待つ。これは30分くらいで済みました。
次の説明の麻酔医がなかなか来なくて、私は時間切れで早退。
今日も姉を1人置いて申し訳ない。
姉から聞いた話では、私が帰ったあともずっと待たされ、全てが終わったのが16時過ぎだったそうです。

月曜日から急展開ですが、とにかく明日手術をすることになりました。
明日は母の一周忌。
予定していた法要は少し前に延期しましたが、このぶんだといつできるか。
先のことは心配せず、明日の父の手術の成功を祈るのみです。


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父、自宅に帰る

2019年10月27日 | 高齢の親のこと
老健に入所していた父が、これから1ヶ月弱は入所とショートステイを繰り返すスケジュールをこなすことになりました。

この日程を決めて、また新たな契約を結んで…
という段取りがなかなか大変でした。
帰宅するにあたっては、自宅の様子を事細かに撮影し(姉がやってくれました)、手すりなどの介護用品が必用かどうかを、老健のケアマネさん、看護師、リハビリ担当者、そして自宅担当のケアマネさん、家族が一同に会して検討&決定する、という作業がありました。

全て整えて、父を迎えに姉と二人で行って来ました。

以前一時帰宅の話が出たときは、部屋はそのまま(私物など置いたまま)でいい、と言われたんです。ショートステイのときにまた同じ部屋を使うから、と。
そんなことはないだろうと思ったのでその時何度も確認しました。

が、しかし。

今日行ってみたら、荷物は完全に持ち帰るように、とのこと。
前の説明は違いました、と伝えても、そうは言ってないとやんわり言われて、なんだか不思議な気持ちでした。
でもそれならそれで仕方ない。

父の入所しているフロアに行ったら、父はエレベーターホールの近くで私たちを待っていてくれました。
部屋も自分できれいに片付けて荷物もまとめてあってびっくり。
父は昨日から退院(老健ではなくて病院だと思っている)の挨拶を各所回って丁寧にしていたそうです。
スタッフのみなさんから今までのイベントの写真をきれいにまとめた記念品をいただき、仲良くしてくれた入所者の方とは涙のお別れ。
私たちも、もらい泣きです。
…でも来週またショートステイで来るんですが。

車が見えなくなるまでスタッフさんが外で見送ってくれました。いい旅館に泊まったかのような手厚いおもてなし。
本当にいい施設でした。

4ヶ月ぶりに自宅に帰り、まずは母にお線香をあげていました。
家はいいなあ、と何度も言っています。

これから1週間は姉が泊まり込んで父の世話をしてくれます。私も極力実家に来る予定。



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