1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

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2009年09月25日 | Weblog
この週、レセプショニストの仕事に行かないのは今日1日だけです。
いやー、よく働いてるなぁ。
おかげで、今月の初めにはきゅうくつだった制服にもゆとりがでてきました。

生の演奏に毎日接し、感じることがいろいろあります。
バッハ無伴奏チェロ曲を1日で(昼夜公演に分けて)全曲演奏、というリサイタルの日は、奏者はもちろん、聴衆の熱気と集中力がものすごく感じられました。
リラックスして聴くコンサートもいいですが、こういう会もいいものです。

その全曲演奏のリサイタル、プログラムはバッハだけではありませんでした。
6曲それぞれに関連性が感じられる小品(あまり有名でない現代に近い作品)をまず演奏し、その後バッハ、ということを6回。
この流れがとても興味深かったです。

こういう演奏会、マンドリンではなかなかないですね。
マンドリンの演奏会そのものは、決して少なくはないと思います。
でもその多くが合奏で、近所の知り合いに見にきてもらうような会。
たった一人で何百人もの聴衆を満足させられる人は果たしてどれほどいるでしょう。

以前、とある講習会の打ち上げで話をしたギタリストに耳の痛いことを言われました。
日本にプロのマンドリニストといえる人がいるのか、と。
その方の言うプロとは、2時間のプログラムを何種類も用意できて、それを常に弾ける状態の人だそうです。
私自身はまったくもって無理ですが、私が考えるところ、数人はいらっしゃると思うんですけど・・・。

だいたい、ムニエルとかカラーチェとか、作曲家がだめだとか、なんだとかかんだとか。
あのときはいろいろ言われたなぁ。
そして私は何も反論できなかったです。

そんなことをあれこれ思い起こした数日でした。
コメント (10)
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