1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

うれしい瞬間

2010年10月21日 | Weblog
今日は寒いですね。
街はクリスマスケーキの予約やら年賀状の受付やら、急いで今年が終わってしまうようで、なんか慌しい。これから秋本番なのにな。

レッスンしていてしあわせなのは、できなかったことができるようになる瞬間に立ちあえることです。

7月にマンドリンを初めて手にした生徒さん。
楽譜が読めない、新しいことがすぐに理解できない、指が開かない、もう年だし・・・
なかなかご自分の思うように弾けなくて、このところ気分が沈みがちの様子でした。
教則本には、「ドレミハ(まま)ソラシド」と鉛筆で書き込み。
努力を重ねてくれていることはよくわかるので、なんとか苦手意識を乗り越えられるように、工夫して声を掛けていました。

今日のレッスンでは、「私はどうもダメみたい。どうしてもみんなのようには弾けません」と諦めの表情になってしまいました。
励ましながら右手の動きを一緒にやっていたら、突然トレモロが滑らかにできるようになったんです。
私が教えていることは今までと変わらないんですが、やってもやってもうまくいかない時と、すんなりできる時があるんですね。
で、自転車と同じで、一度できたらずっとできるんです。
そのときの生徒さんの目の輝き、晴れ晴れとした表情を見て、本当にうれしく思いました。
壁を乗り越えられると、これからぐっと楽しくなることでしょう。
こういう瞬間があるから、自分のやっていることも無駄ではないと思えます。
コメント
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