1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

我が家の働き方改革

2023年05月10日 | Weblog

私が会社勤めをしていた頃は60歳定年でした。
立派な花束をプレゼントして盛大にお見送りする、というのが恒例行事で。
今は60歳を過ぎても新しい契約で引き続き同じ職場で働き続ける人が多いようですね。

主人も60歳を超えまして、会社との話し合いの結果仕事を続けることになりました。
そのために当人が出した希望というのが、週2回出勤、週3回在宅勤務という形態。
3月末から入院したり、インフルエンザになったり、骨折したりで不規則な出勤になっていました。
ゴールデンウィークが終わって、やっと新しい働き方が始まったんです。

今の職場は新宿で、横浜から東横線→副都心線というルートで通っています。
足が悪いので(人工関節)必ず座りたいそうで、そのために急行などに乗らず比較的空いている普通電車を使っています。
そのため通常よりとても通勤時間が長いんです。
その往復がないだけで、1日約4時間弱自由時間が増えるのはうれしいですね。
通勤がとにかく負担だったようなのでよかった。

私は朝と夜駅まで送迎をしていました。
それが週3日無くなるわけです。うれしい。
自分が何か作業をしていても呼び出されたらすぐ車を出さなきゃならなかったし、仕事が夜の時は急いで駅から家まで歩いて車を取りに行って駅に迎えに行くこともありました。

でもいいことばかりでもない。
お昼休憩を必ず12時からとるので、その時間に昼食を用意しないといけません。
今までは自分の都合と食欲に合わせて好きなようにしていましたが、そうもいかなくなる。
これを週3日やるのかー・・・
数年後には毎日こうなのかー・・・
外部レッスンを減らして自宅レッスンを増やしていきたいと思っていましたが、むしろ仕事で出かけたくなります。

いやいや昼ごはんの用意くらいたいしたことないだろう、と思われるかもしれませんね。
私も何でこんなに心弾まないんだろうと思ったら、原因がわかりました。

主人の食事の仕方が気になるからです。

いただきます、ごちそうさまを言わない。
食事の感想(ひとこと、おいしいね、程度でも)が一切ない。
だいたい、「なんか食う物くれ」というような表現をするのが気に入らない。
なんでもいいからとにかく食べ物、のような。

父がそれとは正反対の人で、食事している間じゅう調理をした私や料理に対して褒め言葉でいっぱいで、一緒に食事をしていてとても楽しかったんです。
この違いがとても大きい。

でも、そればかりは育ってきた環境が違うから仕方ないということなんだと思います。
主人の家では義母以外3人で先に食事をし、その間義母は給仕に徹する。
3人は超速で食べ終わり、各自部屋に移動。
その後義母は1人で食事。
この様子を見て本当に驚きました。

私の実家では、晩酌から始まって、麺類、メイン、デザートを、それぞれ一緒に食べて、一緒に作って、と何ラウンドも繰り返すのを毎日やっていました。
家が狭かったしテレビも1台だったし、という理由もありましたが、いろいろな話をしながら何時間も一緒に過ごすというのが楽しかった。食事ってそういうものだと思っていました。

私がなんだか気に入らないのと同じように、主人も面倒くさいと思っているのかもしれません。
こういうことはたいていお互い様なんですよね。


コメント (6)
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