6月に父が老健に入所しました。
老健(老人保健施設)というのは、リハビリをして元の生活に戻すための施設。
特養や有料老人ホームと違って、終の棲家ではありません。
そのため、老健の入所期間の目安は3ヶ月らしい。
でも入所者の話を聞いてみると、長く(年単位)で入所している人が珍しくない様子。
そのご本人の語る「期間」というのも、高齢者ゆえ100%の正確さはないのかもしれません。
とにかく、3ヶ月経ったら退所、それきり、というのでも無さそうである、ということは感じていました。
今月、その3ヶ月目を迎える父。
施設の方はこちら(面倒を見る姉と私)の要望(家に連れて帰りたいか、施設にいたいか)をまず聞いてくれて、会議で検討するとのことでした。私たちの希望は、このまま施設のお世話になりたい、です。
塩分と水分の管理を徹底してもらっているおかげで以前より元気で、たくさんの人と関わりを持つことでいい刺激を受けているからです。
姉と私も、仕事があるので一日中は父の世話ができません。帰宅したら以前の状態に逆戻りしてしまうかも。
検討の結果は、
「体調が安定しているので一旦お家に帰ってみるのはどうでしょうか」
のような提案でした。
どうでしょうか、なので、退所を強く勧められているわけでもない。
でも、強くは言わないけれど、このまま居続けることはできない様子。
なんというか、こちらに気遣ってくれているのか曖昧な表現が多く、よくわからないんですよね。
言葉を変えて聞き直しても、なんとなく白黒はっきりしない回答なんです。
退所したら空きが出るまで戻れなくなるのが心配、と言うと、そういうことはない(確実に戻れる)んだそうで・・・。
他の人のために出なければいけないわけではなく、「施設のケアのおかげで自宅に戻れた」という実績が必要な感じなんです。
だから1ヶ月自宅に戻れば、また同じ施設に帰れるらしい。
しかもその1ヶ月も、同じ施設のショートステイの利用を含めてもいいらしい。
「ショート」というからには1泊か2泊なのかと思っていたら1週間も「ショート」なんだそうです。
ますますわからなくなりました。
施設に入る前の担当ケアマネさんと相談せよとのことで、今日面談がありました。
このケアマネさん同士(施設の人、自宅担当の人)の仕事の分担もこちらにはわかりにくいです。
率直に確認したところ、
自宅→ショートステイ→自宅→ショートステイ
を1週間ずつ繰り返して1ヶ月過ごせばいいそうです。
家が近ければ施設が送迎をしてくれるんですが、我が家は遠い区の施設に入っているので自力で送迎しなければなりません。
毎週同じ曜日の決められた時間に送迎をするのもなかなか厳しいものがあります。
でもどうにかスケジュールをやりくりして、やるしかない。
3ヶ月ごとにこのパターンを繰り返すのか、先のことはよくわからず。
目先のことで大変なので、わからない先のことは考えないことにしています。
そんなこんなですが、姉と実家に2泊したのは楽しかった。
これが自分1人だったら、本当に抱えきれないです。