ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

月の明るい夜だ。

2012-10-27 23:10:08 | Weblog
雪月花廊に到着すると、まずはカカが、素敵なカップに熱い珈琲を煎れてくれた。
いきなりの歓待に驚く。キャンプ代500円。もう元は取れたな。ウキキ。

通された部屋は、食堂兼団欒部屋なのだろう。
暖炉で燃える木がパチパチと音を立てている。レトロなソファ、家具、装飾品、灯り。元は教室、扉を開ける時にチリチリチリンと音が鳴る。
とりとめもない感じがとりとめもなくまとまっていて、まるでペンションみたいなのである。・・・想像通りだ。

ここには色々な部屋とモノがある。色々なモノがある部屋がある。そらは追い追い紹介することにして。

ご飯を外で食べて、団欒部屋へ遊びに来た。トトが「ご飯食べたか?」と聞いてきた。食べましたと答えると、まだ食べられるかと聞いてくる。今日のメニューのエゾシカシチューを食べさせたかったようだ。お腹がいっぱいだったので、丁重に断った。
するとカカが、また珈琲を煎れてくれた。

長期滞在の人が数人。・・・季節外れの旅人たち。
暖かい空気に満ち溢れた雪月花廊なのである。

さすがは、マイラストピース。

ラストピースのエピローグ。

2012-10-27 22:37:53 | Weblog

今日は喜茂別にいます。きもべつと読みます。雪月花廊のキャンプ場です。

ここがこの旅のラストピース。

音別のYAMANONAKAカムイミンタラと同じく、廃校になった小学校を再生した施設です。
同じ値段でライダーハウスという選択肢もあったのだけれど、やはりここは、敢えてのキャンプを選択しました。

喜茂別の今朝の気温はマイナス三度。羊蹄山の麓、標高も高い。さらに盆地の地形。
オーナーのトトとカカは、「寒いよ」と心配していますが、なんとかなるでしょう・・・と希望的観測。

僕の旅は、札幌までの道のりで最終章を終えました。スプロケットに問題を抱えて走るという、予想外のストレスを伴う道程にはなったのだけれど、それもまた旅の醍醐味。

久しぶりに長い旅をしました。なんとなく、旅らしい旅だったような気がしています。

明日から北海道の天気は崩れる模様。数日は雨模様。それに備えてタープも張りました。万全の備えで、この旅のエピローグ。
雨の降った後は大寒波がやって来るそうです。・・・寒波と入れ替わりで、家へ帰るつもりです。

わたしバカよねぇ~、おバカさんよねぇ~。

2012-10-27 21:16:25 | Weblog
日本で一番売れているキノコ汁。と看板にある。多分ホントだ。一杯100円だから。

キノコ王国。ここいらに三軒くらいある。

なんとなく至る所にキノコ王国がある気分でいたのだけど、今回の旅では全く出会わなかった。なぜなら、ここいらを全く通ってなかったからだ。

せっかくなので、キノコ汁を一杯。山ほどキノコが入ってる。美味しい。温まる。

みんなキノコ汁しか頼まないから、日本で一番売れているキノコ汁なのかなぁ・・・とか思いながら、ぐぐぐぃっと飲み干すのである。

矢切のぉ、わたぁしぃ~。

2012-10-27 20:03:27 | Weblog
京極。羊蹄山の吹き出し水。

今日は天気が良い。土曜日ということもあって、北海道中は家族連れで大にぎわいだ・・・多分。

京極の吹き出し水があるところには公園がある。吹き出し水以外には何もない。公園しかない。
すごい人の数で驚いた。すごい数の家族連れが公園で遊んでいた。・・・どうも見るところ、水は汲んでいない。

さすが、天気の良い土曜日だ。北海道中が家族連れで大にぎわいなはずだ。

観光バスもたくさんいた。中国の人が湧き水のそばで記念写真をたくさん撮っていた。もちろん、水は汲まない。

それにしても・・・なんで京極なんだ?

まぁ、いいんだけどね。

四年越し、念願の・・・。

2012-10-27 01:41:50 | Weblog

キタサンの家は、すみれの近く。
ということで、念願のすみれで晩御飯。すみれ札幌本店。もちろん、札幌味噌ラーメン。

すみれの味噌は濃すぎると言う人がいるが、濃すぎるからいいのだ。濃厚で脂っぽいから旨いのだ。
麺なんて大して美味しいとは思わないが、スープの旨さったらない。旨さったらない。二回言った。

ゴクゴク全部飲み干すと、丼の底に感謝の文字。こちらこそ感謝です。

でもやっぱり純蓮かなぁ。純蓮の方が好きかなぁ。

取り急ぎ連絡。

2012-10-26 18:55:57 | Weblog

無事に札幌に到着。
無事にスプロケを交換。
無事にキタサンと合流。
無事にキタサンの家へ上がり込み成功。
暖房がかかってる部屋に対して、暑いよと文句を言い。
上着をハンガーにかけなと言われても、いいよここに置くからと勝手に置き。

あぁ、疲れた。けど、無事に着いて良かった。

小さな川の熾烈な戦い。

2012-10-26 12:45:40 | Weblog
キャンプ場を出て、橋を渡ります。

するとそこにさっきのおじさんが・・・欄干から顔を出して川を見ている。

もちろんバイクを停めて声をかける。

「ほら、あそこ、鮭が産卵するぞ」

見ると、そこには三匹の鮭がいて、雌は尾ビレを使って川底に穴を掘り、二匹の雄が、一匹の雌を取り合い喧嘩をしている。

戦いは熾烈。雌から遠ざけようと、身体をいっぱいに使って、川下へと追いやろうとする。
一匹が片方を小さな滝の下へと叩き落とした。勝利である。

勝った雄は再び川を上り雌へ近づき、身体を震わせて産卵を促す。
雌は相変わらず穴を掘っている。なかなか産まない。

しばらくすると、追いやられたはずの雄が、スルスルと川を上ってくる。
再び戦いが始まる。

一時間ほど待ったのだが、拉致があかないので諦めてた。

おじさんは、随分前に仕事があると言って去って行った。

鮭の産卵を目撃出来ると想ったのにな。残念。

二風谷の朝。

2012-10-26 12:37:27 | Weblog
今日は平取二風谷にいます。アイヌ博物館と萱野茂資料館を見学です。

萱野茂の本も買いました。これから色々とお勉強です。

朝、準備をしていると、通りがかりのおじさんが、「熊来なかったか?」と聞いてきます。
来るわけないじゃん。と答えたら、「すぐそこにでっかい熊のウンチがあったぞ」と言うのです。

見にいくか?と聞かれたので、おじさんの車に乗って見に行きました。

キャンプ場から300メートルほど離れた道の真ん中に、でーっかい熊のウンチが・・・。驚いた。

看看川の紅葉が綺麗できた。ハラハラと木の葉が落ちて行く様が、秋だなぁと感じさせます。

二風谷の朝は、そんな感じです。

書きたい事が山ほどあるのだ。

2012-10-25 21:12:35 | Weblog
今日は書きたい事が山ほどある。
山ほどあるが、山ほどは書けないから困る。
この旅で、ブログに書けていることはほんの一部で、本当に書きたい事はまだまだたくさんある。・・・いつもそうなんだ。

広尾の豊似で見つけた「夢の館」。素晴らしく素敵で、もうお手上げなくらいな場所だった。

この話は、テントに帰ってから書く事にしよう。・・・手が凍傷にならなそうだったらね。

僕らはシャモと呼ばれる。

2012-10-25 20:58:19 | Weblog
平取に来たのは、アイヌの人が経営しているライダーハウスに泊まって話を聞きたかったから。
でも、生憎やっていなかった。

平取温泉。アフターセブンで250円。7時過ぎると半額になる。ディズニーランドみたいだ。

バイクはもう寒いだろう?と、脱衣所で声をかけられた。

お風呂に入りながら、そのおじさんと長話。

なんと、そのおじさん、平取のアイヌ文化保存協会・・・的なものの支部長さんだった。

アイヌの歴史や文化や、かつての倭人との確執や、イヌイットたちとの文化交流会議に参加するためにカナダへ行った時の話とか・・・色々と教えてくれた。

これは、僕にとっては凄いことなのだ。とても嬉しいことなのだ。

キャンプをすると言ったら、うちに泊めてやりたいんだけどなぁ・・・と言っていた。
その言葉だけで十分嬉しい。

外は寒いが、心は暖かい。そういうのが大切だ。

頭が禿げてて、身体が大きい木村さん。
今度来たら、町でそう聞けばみんな分かるから遊びにおいでと言ってくれた。

言えるかなぁ?
知らない人に、頭が禿げてて身体が大きい木村さんは何処ですか?って。

あぁ、平取に来て良かったな。

インディシーング。

2012-10-25 20:56:34 | Weblog
今日は平取の二風谷にいます。びらとりのにぶたにと読みます。二風谷のファミリーオートキャンプ場です。
ファミリーどころか、人っ子一人見当たりません。今朝の平取の気温がマイナス三度だったことを考えると、至極自然な状況に思えます。
管理人のおっちゃんは、キャンプか!!!?嘘だろ!!!?と大袈裟に驚いていました。まったく・・・大袈裟だなぁ。

札幌までの道のりを考えると、結構な遠回りです。なぜか?

なぜ平取なのか?それは、行きたいライダーハウスがあっから。でも、生憎、そのライダーハウスは九月いっぱいで閉鎖されていました。一月遅かった。一月も遅いと諦めもつくものです。

もう一つ、平取に来なければいけない理由があったのです。
それは、世界三大不思議の謎を解くためなのです。

この人、とうとう頭がおかしくなっちゃったのね、と想ったアナタ!

明日、僕がその謎を示してあげるので、乞うご期待です。
もうすでに予言はあったのです。
キタサンに連れていかれたモアイとストーンヘンジ。残された謎は・・・。乞うご期待です。

深刻な問題を抱えたバイクで、危険を冒してまで訪れる価値があるのか、果たしてないのか・・・乞うご期待です。

今日の晩御飯はカップ焼きそばです。
世界の謎を解かんとする、インディシーングとしては、ちょっと寂しい夕食です。
でもいーんです。大冒険を前にして、心はウキウキと弾んでいるのです。

では、お風呂に行って来ます。

大樹、地元の隠れた名店。

2012-10-25 11:18:22 | Weblog

だそうです。
目当ては牛トロ丼タマゴのせ。

道東ともいよいよお別れ。十勝とももうお別れ。
最後は牛トロ丼で締めましょう。

生の牛肉をミンチにしてご飯に乗せたもの。わさび醤油でいただきます。

龍月。渡る世間の幸楽みたいなお店です。弟子っこ三人の少年が、うろちょろしていて面白い。がんばれ少年!と思わずにはいられない。

ナウマン象は本当にここにいたのか?

2012-10-25 10:42:56 | Weblog
今日は忠類にいます。ナウマン公園キャンプ場です。
起きてから30分で出発の準備完了という早業。これも旅慣れの証といえましょう。

夕べは・・・寒かった。ここに着いたのが夜の10時過ぎ。
10時過ぎて宿場を探す悲惨さを久しぶりに味わってしまった。
そして、とにかく寒かった。ちょー寒かった。やばいくらい寒かった。マイナスの気温だったのは、まず間違いない。

キャンプあるある。
あまりに寒いテントの中で、氷のように冷たくなったパジャマを着る時に、猪木の真似をしながら、「バカヤロー」と叫ぶ。うーん・・・あるあるぅ。

寝袋に入って、ブログを書こうとしたのだが、手が凍傷になりそうなくらい冷たくなってしまったので、断念したのです。頭まですっぽり寝袋に入り、なんとか眠った次第です。

しかし、バカヤローと叫びながらも、寒い寒いとブツブツ言いながらも・・・なんだか嬉しくてニヤニヤしてしまう自分を・・・変人と言うよりも・・・変態だなぁ・・・とつくづく思った夜でした。