海老蔵婦人の小林麻央さんの乳がん。
33歳というあまりにも早い発病。
女性として一番美しい時期。
これからという時期。
お子さんにも恵まれて幸せの絶頂期での暗転。
心痛まずにはいられません。
彼女、一年八か月も前に発覚していたとのこと。
その後抗がん剤の治療をなさっているということです。
詳しい病状はもちろんわかりませんが、
33歳という若さでの発覚について
思うことがあります。
今月発売の「婦人公論」では
南果歩さんが、ご自身の乳がんに
ついて語っていらっしゃいます。
彼女は52歳でステージ1.
すぐに摘出手術をされたのですが、
手術のあと、激しい落ち込みに。
「~乳房は目に触れるために精神的な
ダメージも大きい。女性のシンボルですが、
私はそれほど強い思いは持っていなかった。
それなのに、これほど落ち込むとは、
自分でも驚きでした」と。
私自身は50歳前後で発覚し、ゼロ期、
乳腺にそって小さながん細胞が点在していたため、
しこりなどはありませんでした。
医師も「このままの状態が続くかもしれないし、
大きくなるかもしれない。どのようになるのか
先のことはわからないんですね」
そのため、手術して乳房摘出することに
すごく悩みました。
「このまま手術しないでいることはできますか」と
いろんなところに相談。
つまり、50歳でも乳房摘出には
そのくらい抵抗があるのです。
「乳がんがわかって手術しないなんてとんでもない」と
説き伏せられて手術。
なぜか私の場合再建に保険がきいたのです。
病院の私の隣にベッドの女性は30代の後半。
乳がんが発覚したものの、摘出にためらいがあり
伸ばし伸ばしにしているうちに、
どんどん進行していき手遅れ状態に~~。
夜中になると、布団で押し殺した嗚咽、号泣が
響いてきて胸が苦しくなりました。
乳房と命とどちらが大事なんだ。
もちろん命に決まっています。
でも発覚はしても、なかなか実感はないのですよ。
よく食べ、よく飲み、表向きにはなにも
変化はない。
南さんは、ご主人渡辺謙さんが
「君のすべてを一生愛す」と言ってくれたのが
救いになったとおしゃっています。
麻央さんが、ご自分の乳房にこだわったとは
思いませんが、そのくらい女性にとって
乳房は大切なもの、なのです。
がん細胞は、どんな人の体のなかでも毎日生まれ、
それを免疫力でつぶしているそうです。
ストレスや疲れで免疫力が弱ると
がんになりやすいというのは
そのためなんですね。
どんな人のなかにもある悪の芽・がん細胞、
それをつぶすためにも
健康には気を付けたいものです。