昔見たミステリー映画に、
一人の老女がいつも手袋をしていて、
それが物語のカギ。
ほかの部分はどんなに隠せても
「首と手だけは老いを隠せない」なんて
言われていて、「そうか」と他人事のように
思ったものです。
あれから幾年月経ち、いつからか手の甲だけは
人の目に触れさせたくないと思うようになりました。
シミ、色、ささくれ&関節~~。
ネイルアートがどんなに盛んになっても、
わざわざ手に視線を集めることはしたくない。
しかし、お茶のときは別にして、
手のひら周辺に色がないのは、殺風景。
そこで、見つけたのは
京都の老舗絵具屋さんから生まれた胡粉ネイル。
日本画の材料であるホタテガイの貝殻の粉末で
できた爪に優しいマニュキュアだと評判に。
塗っても乾きが早いので、きものに着く心配がない。
除光液がいらない、和色シリーズがあるので、
きものにぴったり。
最近になって痛感するのは、
手の甲の色がくすみを通り越して
濁ってきて、似合う色がなかなかない。
娘の手。
さすがにきれいだし、見せ方もうまい。
翻って母の手の甲。濁ってる~~
手のひらを隠すため、レースで手袋作りました。
半襟にしたレースの残り。手に合わせて端を塗っただけ。
親指部分は大変そうなので省略。
結構サマになる?
手にもPCがあるとわかったのは、
娘には似合う鮮紅朱 (せんこうしゅ)色をつけたとき。
まったく似合わない。
やはりマイPCのブルー系のミントアイスに。
手にもPCがあるということは、
口紅の色も考えた方がいいということかな。
着るものばかり気にしていたけど、
ネイルや紅の色も考え直さなくちゃね。
何年も前の口紅残っているのよ。
口紅にも賞味期限あるのよね。
質もそうだけど、色的にも。
もったいないからとつけるのはやめよう。
ちなみに最初に挙げたミステリーは、
若い女性が老人のふりをしていたというもの。
手袋は老いを隠すものではなく、
若さを隠すものだったわけ。
はい、わたくしも、若さを隠すために?
レースの手袋購入しました。
自作レースは繊細すぎてすぐに
破れそうなんだもの。
これで、事を起こす準備は整った、って~~、
今回は、指先まで神経使ってみました。
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
ビーズで指輪を作っても友人にLINEで写メを送る時の手のモデルは必ず娘。だって全然写りが違うんですもの(TT)
胡粉ネイル、いいですよね。娘さん、よく協力してくれていいですね。わが娘は離れて住んでいるので、来た時にいろいろお願いごとを。