このところ着付けに気を遣っております。
これまではきもの着るだけで、
「自分」だけが満足しておりました。
まあ、ある程度年も食ったことだしと、
最近は少しは「人の目」も気にするように。
(遅いよ~)
きものの雑誌などには、「きもの効果」として、
レストランなどで丁寧に対応されるなどと、
よく書いてありますが、これまでは、どこの世界のこと?
と疑問でした。
これは「きもの、きれいに着てこそ」の
効果だったのですね(ガッテン・ガッテン)。
着付けに気を遣うようになって、
いくつかの気づきがありました。
1 人に安心感を与える→「舞のきもの」
その場に合ったきものは、
人との有効なコミュニケーションツールですね。
椿山荘でもスタッフの方に親切にしていただいたのは、
そのせいかと思っております。
2 若く見える→「きものは老けてみえる?」
先にこんな記事をアップしましたが、
着始めは、着るだけで精いっぱいなので
ほかの部分にまで気がまわらない(あくまでマイケースです)
けれどきれいに着ると、襟周り、
胸周りのシワがなくなり、
それが顔のレフ効果になる。
前には白いきものなど着ると、
病気か幽霊にしか見えませんでした
特にきものは、半襟というレフの強い味方があります。
ここに顔にマッチした色をもってくると効果は大きい。
若い人の顔がまぶしいのは、シワがないので、
光を反射させるのですね。せめてきものくらいシワをなくしたい。
3 プチプラきものでも、高価(いや、それなりか?)に見える。
プチプラきものがなぜそれなりに見えるかというと、
多くはクスミや染めむら、色あせがあるからですね
(新品のプチプラもあるけど)。
これも年取った肌と同じ。
でも、きちんと着ると、
それらは目立たなくなる、ように思います。
4 今まで箪笥の肥やしになっていた
きものが着られるようになります。
これは私の場合、袋帯、高級きものが多いのです。
高級きものはきちんと着ないとかなり悲惨ですね。
出番を待つ手ごわい高級?きものたち~~。
来るべき年には、これらのきものに挑戦してみます。
着ないままに終わりたくないよう~~。
サイズ違いのきものも、着られるようになりました。
このきものなど古い、サイズが大きいなどの
難ありきものですが、それなりに見えますね。
5 なぜか似合わなかった色が似合うようになる。
これは謎ですが、やはりこれもぴちりと着ることで、
色彩効果変わるのでしょうか。
今度、似合わないきもの、
オンパレード着用してみます。
まだまだありそうですが、本日はこのくらいで。
きれい着付けというと、
人からあれこれ言われない社会の目効果ばかりと
思っていましたが、こうして並べてみると、
「自分」のための美容効果も大きいと気づいたのでした。
というわけで、ようやく「きれい着付け」に目覚めた紫苑でした。
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