閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

甲斐の国

2010-11-01 01:25:35 | 閃き
秋の山梨路を旅した

台風一過で良い天気とはいかなかったし、紅葉にも少し早かった

手始めに甲斐善光寺に参拝し、歴史の一端に触れると共に旅の安全を祈願する

B級グルメでグランプリに輝いた鶏モツの煮込みを元祖「奥藤」で新蕎麦と共に食した
ここの蕎麦は鮮やかな緑色をしているが、蕎麦の葉を少し練り込んでいるそうだ

特産品の「印傳」という鹿皮の上から漆を塗った伝統工芸品の工房を見学して

勝沼へ移動し、ワインの蔵元を巡った

日本のワインは正直期待していなかった

赤玉ポートワインのイメージが強い為だが、蔵元も努力を重ね、年々質が向上し、本場のものと遜色なくなってきている

ワインの味は葡萄と醸造技術に左右され、葡萄は気候と畑と栽培方法によって左右される
気候の違いだけはどうしようもないが
それでも日本の葡萄品種にこだわったり、日本の気候にあった葡萄に改良したりと、蔵元のワインにかける情熱は熱い


そして、宿にたどり着いた頃には、飲み過ぎて気分が悪くなり、夕飯の御馳走が食べられなくなってしまった

でも、お陰でワインは飲み比べないとわからない事を学んだ

つまり、色々飲んでみて、違いを知り、その中から自分の好みを見つけるのだ


旅は、歴史や文化、産業に触れ、そこに暮らし、従事する人達と触れ合いながら、その土地を感じて行く事が何よりの楽しみとなる

下部温泉の少々ぬるい湯につかりながら、今日を振り返った
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