閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

減税

2010-11-09 07:41:41 | 閃き
「カタカナのトの字に一の引き様で上になったり下になったり」とは三遊亭金馬の落語にでてくる一節

一本の線があるから、お上は下々の事が分からない、という意味である


減税の議論がされている

減税の話が出る一方で、必ず増税の話が出る

減税によって「足りなくなった」分を何かで「補おう」としているようだ

以前のブログにも書いたが「減らす」という事には、大きな抵抗があるのだ

どうも、政府税調がやってる減税の考え方は「損得無し」を前提にしている様だ

そもそも減税は何故行うのか?
政策的な意味合いもあるが、素直に考えれば、払いすぎ(負担が多い)ていたからではないだろうか

財務省には主税局と主計局があり、主税局はあれこれと税金を集める係で、税務署はここの中にある

主計局は主税局が集めた税金をどう使うかを考える係で、各省庁からの要望を聞いて、分配している(概算要求と概算予算)

もちろん、分配の方針は政府の指示による

税金を集める係と分配する係が別である仕組みなので、当然「減税をしろ」と政府から言われると、集める係は指示に従う

減税するとその分少なくなって、各省庁からの要望を聞けなくなるが、どれを減らしてよいか分からないので、政府に「足りないからどうするの」と指示を仰ぐ

政府(税調)は、酒や煙草の税金を上げましょう、等の増税案を考えるという訳だ

減税をした時の財源不足となる分は、税金の無駄使いを減らせば良いと思うし、無駄使いを減らした分だけ、減税に充てる、という考え方でもいいと庶民は考えている

政府(お上)が庶民(下々)の事が分からないと言われるところだ
コメント
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