閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

過去の気象データは使えない

2017-07-05 07:53:03 | 閃き
我々の年代にとって梅雨はシトシト雨が長く続いて、洗濯物が乾かない、ジメジメしてべと付くなど、毎日雨雲を眺めながら早く梅雨が明けないかと願って過ごしていた様子なのであるが、最近は随分違ってきている

太平洋高気圧の活動が強くなって台風が発生し、日本列島に上陸する頃には梅雨が明けるのが恒例であったのだが、それも変化している気がしている


今年の梅雨は雨量が少ないと心配していた

日本列島の水瓶と言われる山間部に雨が降ってくれると沿岸部の都市部には余り降らずに水の心配もない

そんな水の心配が無用な国が日本という国であった気がしているが、最近は様子がおかしい


雨が降りすぎて崖などが崩れる事が時折発生するので過ぎるのも迷惑な事であるが、それでも集中豪雨の様な甚大な被害は少なかった

日本人はこの梅雨の対策を心得ていて古くから街を作り治水を行ってきたが、気候の変動からなのか予測できない降雨に対策も定まらない

我々の希望する様に雨が降るはずもないのだが、歴史に学べない時代に入ってきた為に、歴史からの知恵が活かされない


映画「デイアフター・トゥモロー」の中に「過去の気象データが全く応用できないから、君の気象データを教えてくれ」という台詞があり、それをもとに解析して氷河化を予測して避難させるというシーンがあるが

そんな事にも似た気分である