閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

道徳教育

2017-07-13 07:48:38 | 閃き
今年で最後にして欲しいとお願いしてある地元の中学校の評議員会へ出席した

今回も授業を参観させて頂いたのだが、この日は全校で道徳教育に関する授業を行っていた

これは文科省の方針で平成33年から道徳が一般教科となる事を踏まえた事前の取り組みであるという

お聞きした経緯を説明してみる


道徳は今までは教科では無く指導要綱の範疇だったようだ

詰まり、必ず教えなければならない国語や数学などの教科とは異なり、授業に反映して生徒に指導してください、というレベルだった

従って教科書も無いから先生は自分で相応しいという資料を探してきてそれを教材として教えてきたのだが、平成33年からは教科となるので、教科書ができ、それについて生徒の評価を行うことになるだろうということである


今回文科省が教科として取り入れる道徳は、グループで協議して決定したことが正しいかどうかは問題ではなく、決定したことをグループの決議として実行する

その結果をグループで評価してふさわしくなければ再び協議を行って対策を行ってゆくのだという

所謂、PDSAのサイクルを利用してゆくのだという


例えば、電車で立っているお年寄りに席を譲ろうと決めたのに、家族の為に席を確保する為にいち早く占領する父親の姿をどうキチンと説明するのかを先生にゆだねるのは可能なのであろうか

障害者に対する思いやりは理解できても、健常者の同等の立場に対する思いやりは根本的に同じであると教えられるのであろうか

道徳の教育は大賛成だが、その方法については是非吟味していただきたいものです

youtubeが正しい

2017-07-13 07:39:11 | 閃き
時事ネタなので書くことに躊躇していたのだが、もうそろそろ良い時期だと思う

都議会選の大敗を受けて遂に休会中審査が行われたのはご存じであろう

私も、出来る限りNHKの放送を観たのだが、両院合わせて7時間の審査を観る事は出来ない

そこで便利なのがyoutube

色々観て行くのだが、UPしている人の意思によって切り取られたりしているので、そう感じたものは観飛ばして次を探した

そんな中で最もしっくり感じたのは自民党の青山繁晴氏の質問であった


青山氏は前置きで以前の状況を整理した上で、前事務次官の前川氏と前愛媛県知事の加戸氏に交互に質問をした

お二人の答えは全く正反対の回答が続いてゆく

これらの回答が各々の立場を反映したものであり、その隔たりが正しく岩盤といわれる既得権益の壁の様に感じた


この中で加戸前知事は重要な発言をしている

それは民主党政権になって、ようやく岩盤に穴が明きそうになった後に自民党政権に戻ったが何も進まなかった

それが国家戦略特区によって再び可能性が出てきたので、愛媛県会議員の知り合いに加計学園の事務局長がいたので飛びついて依頼したと証言したのだ

詰まり、安倍総理の友人である加計氏であるから、最初から加計ありきで進んだという前川氏の証言と違っている

この辺りの事は、テレビ、新聞を含め一切報道されていない

二人の証言を聴けばどちらかが虚偽であることになるのだが、それを立証するのは難しいだろう

ただ、加戸前知事がyoutubeで観たものが何であったか確認出来ないが、youtubeが正しいと言わざるを得なかったのは、今のメディアが如何に公正に事実を伝えていないかというメッセージだった気がしている


最後に、これは青山氏の意図であろうが、前川氏のスキャンダルについて質問する部分があった

前川氏は個人的なスキャンダルと加計学園の問題は別と反論したのだが、数十年に渡り岩盤規制に立ち向かって来た人と、スキャンダルを背負う人とどちらに信頼性があるのだろうか?と説いた気がする