なぜか本棚の中には以前から有ったのに読んでいない本が何冊かある。
ちょっとしたイベントの場を借りたフリーマーケットかなにかの古本コーナーあたりでまとめて買ったものだろう。
そんな中に真っ黒な表紙で表題などまったく見えない本があったので引っ張り出して読んでみた。
「日本歴史を点検する」対談:海音寺潮五郎・司馬遼太郎 1975.8(13刷)講談社(刊)
初版は昭和44年(1970年)だから45年前に出版された本ということになる。
封建の土壌、天皇制、産業革命、西郷と大久保、日本人の意識の底、幕末のエネルギー、言語感覚の特異性などなど両氏の対談の雰囲気を損なわないよう文章的には無理があってもそのまま編集したとある。
内容は幕末あたりに重点が置かれている感じだが、人物評はなかなか面白い。
いったいこの本は幾らで売られた本なのだろうと見てみると、「定価はカバーに表示してあります」とある。
カバーなどはじめから見た記憶もないが、外せば定価はもちろん表題さえ見えないようになっているのだ。
真っ黒な表紙の裏は真っ赤で、もう一枚間にある真っ赤なページをめくると表題が出てきた。
木でも入っているのかと思えるくらい堅くて、金輪際まがるものかと頑張る表紙。
微かに銀色の光沢のある表題。
前書きの次のページの目次の最後に、「装釘意匠 山藤章二」とある。
最近では滅多に見ない装釘の頑丈な本で、試しに頭を叩いてみたら、コンと音がしてとても痛かった。
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ちょっとしたイベントの場を借りたフリーマーケットかなにかの古本コーナーあたりでまとめて買ったものだろう。
そんな中に真っ黒な表紙で表題などまったく見えない本があったので引っ張り出して読んでみた。
「日本歴史を点検する」対談:海音寺潮五郎・司馬遼太郎 1975.8(13刷)講談社(刊)
初版は昭和44年(1970年)だから45年前に出版された本ということになる。
封建の土壌、天皇制、産業革命、西郷と大久保、日本人の意識の底、幕末のエネルギー、言語感覚の特異性などなど両氏の対談の雰囲気を損なわないよう文章的には無理があってもそのまま編集したとある。
内容は幕末あたりに重点が置かれている感じだが、人物評はなかなか面白い。
いったいこの本は幾らで売られた本なのだろうと見てみると、「定価はカバーに表示してあります」とある。
カバーなどはじめから見た記憶もないが、外せば定価はもちろん表題さえ見えないようになっているのだ。
真っ黒な表紙の裏は真っ赤で、もう一枚間にある真っ赤なページをめくると表題が出てきた。
木でも入っているのかと思えるくらい堅くて、金輪際まがるものかと頑張る表紙。
微かに銀色の光沢のある表題。
前書きの次のページの目次の最後に、「装釘意匠 山藤章二」とある。
最近では滅多に見ない装釘の頑丈な本で、試しに頭を叩いてみたら、コンと音がしてとても痛かった。
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