梅雨の最中はウオーキングも雨の隙間だが、梅雨の中休みの暑さもまた半端ではない。
今日など、最高気温は軽く30度を午前中に超えてしまった。
歩く時間が、夕暮れ前後の時間帯になってくる。
すると、毎日夕日を見ることになる。
日により、場所により、時間によって入り日から夕焼けまで千変万化。
共通しているのは、陽は西の空に沈むということばかり。
昨日は孫と祖母とおぼしき二人連れが、田圃添いの用水路での魚捕りに遭遇。
竹の先の小さな網を、何度も用水路の流れに突っ込んでいた。
無造作に網を入れても、何匹かが網の中に捕れているらしい。
「小エビだ」という祖母らしい人の声が聞こえ、子供の得意そうな声も響いてきた。
夕闇が迫る頃に、折り返し点で引き返して同じ場所を通った。
長靴を履いた子供は、まだ水面に向かって網を入れていた。
後ろの祖母(とおぼしき)は、小さなエビの入ったこれも小さな水槽の中の水草を選り分けていた。
時間的には、「贈る言葉」の♪暮れなずむ町の・・の歌詞のような暗さになっていた。
夕ご飯を食べた後なのか、いやいやこれから遅い夕ご飯なのか。
家路についた後の、話も面白そうに聞こえてきそうな・・・。
ほのぼのとした情景に、いろいろなドラマが立ち上がってくる。
とても、得した気分になれる、そんなウオーキングの一時だった。
「夕暮れはエンドロールがよく似合う」