相方がブルーベリーの熟れているものだけ採ってきたと言う。
熟れたまま放置しておくと、鳥が喜んで食べてしまうからと。
ほんの少々、貴重品のように袋に入れられて冷凍保存されている。
熟れた順に追加していって、沢山たまったらジャムを作ろうという算段である。
ブルーベリーの木は2本あるが、その内の1本は今年が初めての収穫である。
ただ、今年初めて収穫するブルーベリーの木の剪定を、私が失敗してしまった。
剪定をしないと小さな実のままだと、ユーチューブに脅かされ、言われた通りカットしたら拙かった。
結果的にはブルーベリー農園の剪定要領なので、我が家の1~2本には無理だったのだろう。
まったく剪定をしなかった、もう1本のブルーベリーはそれぞれの枝に沢山実を付けている。
ただこちらは、まだ青さが目立っていて熟すのは当分先の話。
いずれにしても、絶対量が少ないのでジャムを作るのも簡単だが、食べるのはもっと簡単。
それでも、自作のジャムをパンに塗る瞬間にある独特の高揚した気分は、何物にも代えがたい。
せいぜい防鳥作戦で汚名返上といきたい。
同じ実の成るものでも、もっぱら鳥のために実を成らせているものもある。
ピラカンサスは毎年ビッシリ実をつける。
熟れる時期もブルーベリーと同じなら、鳥も注意力散漫になるだろうが、こちらは熟すのは初冬になる。
まったく、姿形もブルーベリーにソックリなのに、数は圧倒的にこちらが多い。
何も心配せずに、無茶苦茶過ぎるほどの強剪定を毎年施していても、へこたれない。
雑草といい、こうした人間が食べない木の実などといい、なぜこうも強いのだろうか。
多分、ピラカンサスも食用になったら改良が加えられて、育てるのが難しい木になっていたかも知れない。
進化と単なる改良ではこうも違うモノなのか。
「良く育つ金の成る木と小判草」・・・・しろ猫
本物の金に育ってほしいのだが・・。