近頃、悲惨な事件や事故が相次いでいる。
ただ多くなったかどうかについては、一概には言えないが・・・。
昔から、近頃は・・・・というのは慣用句のようなので、以前からあったということだろうが、事件の類似性というようなものは確かにあるし、流行し出すとしばらくは続く傾向にあるようだ。
反対に確実に少なくなったのは、自然の営みを見聞する機会である。
今朝、庭の真ん中に蝉の死骸があった。
子供の頃は夕方に土の中から這い出してきたものが羽化し、蝉になるのを目にし、そして数日後は蟻がたむろする死骸を見てきた。
こうした生死を含めた自然の摂理のようなものを実感できる機会が段々と失われてきているのを痛感する。
若者はスマホを操るのが巧みで、歩きながらあるいは自転車に乗りながら、情報を瞬時に手に入れる。
しかし、スマホの画面を見ている間は少なくともリアルな世界の一瞬を見逃している。
そこで子供達に一句。
「目を上げよスマホの先にあるリアル」
ついでに自戒を込めて大人に一句。
「ついぞ見ぬ虹とオケラと天の川」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます