カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

ロアッソ熊本のホーム最終戦

2016-11-13 10:00:41 | 熊本地震
 昨日はサッカーJ2ロアッソ熊本のホーム最終戦。

 今シーズンはスタートダッシュで3連勝して、単独首位を走る勢いに目をパチクリさせられたものだった。

 熊本地震で選手も施設も被災して練習もままならなくなり、再開されたものの夏場の暑い時期に延期されていた分の試合消化もあって過密スケジュールが続き、負けがこんでいた。

 18位で、とうとうJ2残留争いに突入かというギリギリの戦いが今回の19位FC岐阜との試合なのである。

 
 地震の際には支援物資集積地となり、現在もバックスタンド側は立ち入り出来ないスタジアムにも秋が訪れた。

 
 スタンド入口付近には全国から寄せられた応援のフラッグが並んでいる。

 
 人のいないバックスタンドには許可を得て張り巡らしたという、巨大なフラッグが広げられていた。

 
 FC岐阜も駆けつけたサポーターが熱心な応援を続ける。

 見たことのある人物の顔のフラッグがあったので調べたら、先の大戦で大勢のユダヤ人をナチスの手から救った外交官の「杉原千畝」だった。

 排外主義の台頭などが世界を揺るがせているが、差別的な標示物の掲示などでサッカー界も無縁ではなかった。

 岐阜サポーターの気持ちは分かるような気がした。

 
 試合開始前にサポーターの前で整列して肩を組み必勝祈念のセレモニーは例の如く粛々と・・・。

 
 勝って勝ち点3を・・・、円陣を組んで必勝を誓う。

 
 結果は前半に獲得した清武のゴール1点を守りきりホーム最終戦を勝利した。

 ゴールを脅かされる場面でアッと驚く捨て身の防御に助けられるシーンもあったし、当然決まったと思えるシュートが決まらなかったりと、まあまあお互いに崖っぷちの試合の盛り上がること。

 
 今シーズン本当に最後の最後「カモンロッソ!」で締めくくれたことは誠にもって喜ばしい限り。

 そう言えば、地震の後で再開された最初の試合で、セレモニーの最中に余震でスタジアムが揺れて、開始を一時中断して安全点検をしたこともあったのだが・・・。

 とにかくバタバタした・暑かった・疲れたシーズンだった。

 「受け入れるそしてそこから前を向く」

 
にほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 震災の街角雑感 | トップ | 天草は宝島 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熊本地震」カテゴリの最新記事