カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

天草は宝島

2016-11-14 21:06:42 | おでかけ
 城巡りをしたかと思ったら今度は教会を中心とした天草を巡ることになってしまった。

 天草はそこに暮らす人々が「宝島」というほど風光明媚で可能性を秘めた地域である。

 年間を通じて温暖な気候に恵まれていて、米の二期作などが行われた時代もあった。

 今でも早場米はおそらく日本で一番早く取り入れられ新米として出回る。

 そんな自然と人情に溢れた島ではあるが、農民一揆から始まった島原・天草の乱はこの地域を戦場にした。

 そして今、禁教令のなかでも命を賭けて守り抜いた宗教のシンボルとして数々の教会が立っている。

 
 (崎津教会)
 長崎の教会群とともに、天草では「崎津教会」が世界文化遺産登録を目指して国内推薦が決定した。

 
 (海からみた崎津教会)
 この教会を支え教会と共に信仰に生きてきた集落共々文化遺産として推薦されている。

 この海からの教会の眺めは、教会がこの小さな港町でいかに生活と一体化しているかを感じさせてくれる。

 
 (大江天主堂)
 こちらは潜伏キリシタンの心静かな里のちょっと小高い丘に建っている。

 下の駐車場の横には天草ロザリオ館が開設されキリスト教の伝来から迫害の中で続けられた宗教活動の様子が展示説明されている。

 
 (天草キリシタン館)
 天草市の小高い丘にあり、天草にキリスト教が伝来してからの南蛮文化、1637年に勃発した天草・島原の乱、その乱の後に天領となった時代の潜伏キリシタン遺物などが展示されている。

 のどかな海やなだらかな山を眺めると、ここが12万以上の幕府軍に攻められた戦場であったとはとても思えない。

 天草は平和な「宝島」であり続けてほしい。

 
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