「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

「日本刀の美」「おふだにねがいを」

2016年06月05日 | 今日の出来事 
今日は、ずっと気になっていて、ずっと行けていなかった美術館/博物館に行ってきました。
それも2つ

まず1つめが、長岡市栃尾美術館の企画展「日本刀の美」


最近、日本刀がブームらしいですよね。 (某ゲームの影響らしいですが
ウチのボスが日本刀好きで、初日に見に行って「もう1回行ってくる!」と
言っていたこともあり、どんなものなんだろう…と好奇心をそそられたのです。
鎌倉時代から現代までの40振りの他、刀装具や武具類等、計100点ほどが展示されていました。

刀はさすがにキラキラ(というよりギラギラ?)していて
切れ味が良さそうだなあと思いましたが
それよりも私が心惹かれたのは、刀に施された彫り物や刀装具のデザインです。
龍の模様や獅子の模様が、小さいけれど力強く美しくて。
遠目からでは見えないところだけど、だからこそオシャレだなあと思いました。

1振りごとに解説カードが付いていましたが
そこには書ききれない歴史がそれぞれにあるんだろうなあ。
刀の見方も含めて、専門家の方の話を聞けたらさらに面白かっただろうと思いました。
初日にはそのあたりの解説会があったらしいので、惜しいことをしたな。


そして2つめが、新潟県立歴史博物館の企画展「おふだにねがいを」
会期前から気になっていたのですが、サブタイトルが「呪符ふふふ」
なんかコワイ… と思って二の足を踏んでいたのでした。
行ってみたら、そんなにコワイおふだではなく、
災厄(鬼)を除け、家族の幸せを願うおまじない という感じで、ちょっと拍子抜けしました。


災厄の侵入を防ぐために集落の入り口などにお札とともに設置されたという巨大わらじ。
大きければ大きいほど
「ウチにはこんなに大きなわらじを履くようなヤツがいるから、入ってきたら返り討ちにしてやるからな!!
と牽制している感じなのかな。

神社のお札や起請文に押された護符などは
御朱印を集めている身としては、なかなか興味深く、見に行ってよかったと思いました。

腹痛が治るおまじないとか、風呂嫌いの子どもが風呂に入るようになることを願う絵馬とか
ちょっとそれはおまじないの力でなんとかするモノなのか… というようなものもあって
それは「友達と仲直りできるおまじない」などなど様々なおまじないが
(主に子どもたちの間で)まだ生きている現代に通じるものがあるなあと面白かったです。
非科学的ではありますが、念じれば通ず、ということもあるだろうしね。


どちらの企画展も期間が今日まで。
ギリギリだったけど、見に行けてよかったです。