「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

縁は異なもの

2016年06月24日 | 今日のお仕事 
今日の授業前、塾生を送ってきた保護者とおぼしき人物が卒塾生でした。
「弟をよろしくお願いします」と言って事務室に顔を出してくれたのですが
聞けば、この春高校を卒業して、地元の会社に就職したらしい。

勉強はあまり得意ではなかったけれど
とにかくコミュニケーション能力が高く
誰にでも話しかけて、すぐに仲良くなってしまうという
今どき珍しいタイプの少年だったことを思い出しました。
部活にのめり込む一方で、かなり重度のアニメオタクでもあり
ジャンルが異なる広範囲の友達の輪が広がっているらしいことも
合格祝賀会のときに知ったんだっけ…。

あれから3年たった今も相変わらずな感じで
人なつこくいろいろ話してくれました。
なんでも、希望したわけでもないのに海外事業部に配属され
英語の研修が始まったらしい。
研修指導の外国人は、もちろん英語しか話さないため
何を言っているかさっぱわりわからず
「オーケー、オーケー!HA、HA、HA…」で乗り切っているとのこと。
それ、乗り切れているのかね?

「TOEICも受けなくちゃいけないんですけど、
血圧程度(100ちょっと)しか取れなそうなんですよね~。
なんて軽口を叩いてました。
さすがに血圧程度ってことはないだろー。 

「学校にいたときに、もっとちゃんと勉強しておけばよかった」とも言っていました。
わかるわー。
学生時代、この先自分には英語は縁がない、と思っていたのに
気がついたら何故か必要な状況に陥っているという…。
どういう巡り合わせなのか、英語が苦手科目だった私が、今は教えてるし。

でも、そうなると、学生時代とは違って必死に勉強するので
ビックリするほど短期間で身についたりするから
意外に大丈夫なんじゃないかと思います。
特に、彼の場合、コトバの壁はそれほど問題ではないように思うので
きっと近い将来、立派に会社の戦力になるに違いない!