「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

遅れた上に涙で登場

2019年05月17日 |   小学生 
小学生クラスの授業に遅刻が1名(小6男子)。
しかも、泣きながら教室に入ってきました。

送ってきたお母さんによると
直前までゲームをしていたことで親子ゲンカになり
塾に行く行かないで車内でモメたらしい。
お母さんに「今日はもう塾に行かなくていい!」と言われ
それに反抗して「絶対行く!」と泣いて訴えて
お母さんの方が折れたらしい。
「何か問題があったら連絡してください。すぐ迎えに来ます」
とおっしゃって帰っていかれましたが
特に問題もなく、ちゃんと授業を受けていました。

周りの生徒たちがもっとザワつくかと思ったのですが
意外とみんな冷静。
同僚によると、去年もこのクラスで別の生徒が泣きながら
教室に入ってきたとのこと(そのときも親子ゲンカだったらしい)。
つまり、慣れてたんだな。

でもそれだけじゃなく、みんなが空気を読んで触れない感じがしました。
答えを間違った時には鬼の首を取ったように囃し立てる子たちなのに。
イジっていいことと悪いことの区別がついている、のかな。
ヘンな空気にならなかったのは
彼にとっても他の生徒にとっても私にとっても
とても良かったと思います。

それにしても、わりと体格良くて大人しい小6男子が
泣きながら教室に入ってくるのは意外でビックリしました。
まだまだ子どもなんだなあ。