三月一日(月)晴れ。
早いものでもう三月である。二月は、俗に「逃げる」と言うそうだが、まったくその通り。朝食を済ませた後は、事務所で、「実話時報」の連載のラストスパート。何とか間に合った。
午後からは、事務所から、先生のイタリアで撮影された夥しい「ポジフイルム」を自宅に持ってきて、必要なものをスキャナーで取り込んだ。これが中々大変な作業で、ポジが一枚ずつケースに入っているので、それをはがしてスキャナーに取り込む。終わればまた一枚ずつ戻す。遅々として作業がはかどらない。まあのんびりやるか。
ラジオで、中々興味深いことを聞いた。それはロシアを代表する飲み物と言えば「ウオッカ」だろう。そのウオッカが日本に入って来てのは、戦後の事らしい。ユダヤ系ロシア人の方が、戦後、日本で大東貿易という会社を設立して、ウオッカを輸入した。その後、その会社は、インベーダーゲームを作り有名になる。現在のゲームソフトのタイトーである。(詳しいことが分かるものがありましたら教えて下さい)
タイトーの経営するゲームセンターでは、現在でも、創業者のレリーフをゲームコインにして使用しているそうだ。うろ覚えで申し訳ないが、車の中で聞いたのは、ざっとこんな感じでした。ウオッカと言えば、その昔、女の子を酔わせるために、オレンジジュースで割った、「スクリュー・ドライバー」というカクテルが流行った。
女の子を連れて、そのカクテルをオーダーすると、バーテンが、したり顔で、こちらを見たものだ。今でも、スクリュー・ドライバーを飲む人がいるのだろうか。最も、今は、そのまま「ウオッカ・オレンジ」と言うそうだが。
仕事の段取りを終えて、寝室に入ったのは深夜の二時を過ぎていた。最近は、読者の方から頂いた本を布団の中で読むのが、睡眠薬のようになっている。面白いので、少しずつ楽しんでいる。