白雲去来

蜷川正大の日々是口実

静かな一日だった。

2010-03-28 18:47:37 | インポート

三月二十六日(金)曇り。

 朝食後は、学校が春休みに入った下の子供と、散歩に出た。ランドマークタワーの中に出来た書店へ行き、一時間ほど暇を潰す。旅行関連の本の置いてある書棚を見ていたら、「台湾ノスタルジアー懐かしい日本に出会う旅」(毎日ムック・千円)という本があったので購入した。台湾に残る日本建築と、その魅力にせまるという企画で、各町の特集を行っている。

 書店で暇つぶしをしていて嬉しいことは、こういった本と出合うことだ。その後、スタバでお茶をしてから、夕食の買い物をしたのちに帰宅。夕食後は、真面目に仕事をした。

 そういえば、友人で、野村先生の写真を多く撮ったカメラマンの平早勉さんの写真展のステキなポスターが届いていた。四月一日から一ヶ月、新宿東口のビアカフェ「ベルク」にて、開催されますので、是非行ってみて下さい。

Miyagih2204020 ※平早さんの写真展のポスターです。

 


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「BOX 袴田事件ー命とは」の試写を見た。

2010-03-28 18:14:21 | インポート

三月二十五日(木)雨。

 雨もたまにはいい。花粉が飛ばなくて、家でのんびりと仕事が出来る。夕方まで、自宅で原稿書き。それでも中々はかどらない。頑張らなくては。

 夕方の四時半、松本佳展君に迎えに来てもらい東京へ。今日は、京橋のテアトル試写室において六時半から、高橋伴明監督、夏井辰徳さんが脚本を書いた「BOX  袴田事件 命とは」の試写会がある。

 車で東京に向ったが、雨が降り、さらに五、十日と重なり高速道路は渋滞して、到着したのは、開演ギリギリであった。夏井さんのご好意で席を確保して頂く。

 昭和四十一年六月三十日未明におきた、味噌製造会社専務宅が放火され、一家四人が殺害された、いわゆる「袴田事件」。冤罪との疑いの声も多く、強引な、かつ過酷な取調べにより、自供が引き出された結果であると指摘する人も多い。

 判決に関わった裁判官の熊本典道氏も、その判決に疑問を持ち、独自の捜査を始める。死刑囚となった袴田さんと、熊本元判事の苦悩がとても良く描かれていて、見ている者を圧倒する。「冤罪」がこうして作られる、という典型的なケースの映画でもある。会場には、袴田さんの実姉や、熊本さんご夫妻、そして免田栄さんなどもお見えになっていた。問題作でもあり、裁判員制度が始まった昨今、全ての日本人、必見の映画でもある。

 終了後、会場に来ていた「宝島」の編集長氏や、隠岐康、大熊雄次氏などと共に、遅い夕食を大熊氏の馴染みの寿司屋でとり、映画の感想を語り合ったが、皆、良い映画であったと、感動していた。その後、錦糸町のスナックに転戦。偶然居合わせた、田中辰裕氏らと痛飲。松本君に送って頂き帰宅。

Miyagih2204018 ※五月中旬に公開です。是非、ご観賞下さい。


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