今日は、野村先生の月命日。わが家に、志村馨、彼の息子、小森正春君らが来訪。私の家族とともに伊勢原へ。お彼岸と連休が重なり、道路は何処も大渋滞。高速が動かないとのことで普通の道で行ったが、何と二時間半もかかってしまった。
浄発願寺への道は、花の道でもある。今は、辛夷や木蓮、ユキヤナギなどが咲く、いわば「白い季節」である。これから桜、ツツジが美しい道となる。ちなみに夏は、百日紅、先生のご命日近くは、曼珠沙華、いわゆる彼岸花が咲き、カメラを持ったハイカーで狭い道が渋滞する。
お寺に到着後、皆で先生のお墓を清掃。住職の話では、前日にご婦人が来訪したとのこと。先生のお墓に手を合わせ、ご皇室の弥栄と一門の恙無きをお祈りした。その後、私の両親のお墓に詣でる。一ヶ月ぶりの挨拶を済ませ、家族の無病息災を亡き両親にお願いした。
帰りは、高速を利用した。やや混みで一時間半ほどでわが家着。さすがに疲れて、二時間ほど昼寝した。
夜は、夕食時に軽く飲んだ。食後は、ツタヤディスカスで借りた、「北辰斜めにさすところ」を見た。これが思ったとおり良い映画で、久し振りに日本映画に感動した。
映画『北辰斜にさすところ』製作委員会公式サイトより転載した、制作ノートを紹介してみたい。
その映画の舞台は鹿児島。旧制第七高等学校「造士館」(現在の鹿児島大学)校庭のファイアストーム。 青春を謳歌した寮生活、五高(現在の熊本大学)との年に一度の野球対抗戦・・・ そして、あの戦争。 “激動の昭和時代”を生きた男達が、いま映画づくりに立ち上がりました。 日本文化や精神性、学校教育の衰退が叫ばれています。もう一度、家族や国のあるべき姿を考えたい。
名作「ハチ公物語」のほか「遠き落日」「ひめゆりの塔」などを手がけた神山征二郎 監督による、三國連太郎、緒形直人、林隆三ほか出演の映画『北辰斜にさすところ』 の九州ロケが、今年4月から11月にかけて熊本県や鹿児島県を中心に行なわれました。
北辰とは北極星の別名で、”北辰斜めにさすところ”とは、北極星を斜めに見上げる 南国の地という意味で、七高寮歌(第十四回記念祭歌)の冒頭に出てくる歌詞でその 寮歌の名前にもなっています。
いい映画でした。機会がありましたなら、是非見て下さい。