三月十七日(水)曇り。
さすがに起きられなくて、目を覚ました時には、家にいるのは私だけだった。宅急便が来なかったら、昼近くまで寝ていたのに違いあるまい。
朝食を作るのが面倒なので、マルちゃんの「ホツトワンタン」だけにした。熱めのシャワーを浴びて酒を抜いた。
今日は、一時半から、大行社の執行部会がある。「大吼」の編集長として出席して、ご挨拶を述べた。三時過ぎに終了。まっすぐ横浜に戻り、横浜駅にて、知り合いの某新聞社の記者氏と待ち合わせてお茶。「一杯いかが」と誘われて、心が動いたが、まだ陽は高いし、昨日も、大破・轟沈したこともあり、残り少ない後ろ髪を引かれつつ、お断りして、帰宅した。
夕食の後は、「ツタヤディスカス」で借りた、昭和四十四年公開の東宝映画「日本海大海戦」を見た。監督は、 丸山誠治、出演は三船敏郎、加山雄三、仲代達矢、黒沢年男、佐藤允。開戦から、乃木希典による旅順攻略、日本海海戦における東郷平八郎率いる連合艦隊がバルチック艦隊を撃破するまでを描いた戦争スペクタル映画である。
ロシアと交戦状態に入った日本軍は、からくもロシア太平洋艦隊を封じ込める。だがその先には、物量で2倍もの兵力を誇るバルチック艦隊が立ちふさがっていた……。多用された合成シーンが、ミニチュアによる日本艦隊を効果的に演出している。円谷英二の遺作となった作品でもある。
この海戦が行なわれた明治三十八年五月二十七日を記念して、戦前は「海軍記念日」として祝日であった。今から五年前、つまり日本海海戦勝利百年を記念して、「燃えよ祖国」の読者会を開催し、横須賀に係留されている記念艦「三笠」を見学した。海戦の始まった 午後二時十分、東郷元帥が指揮を執った場所に立った。
日本人が元気になる、映画だ。