白雲去来

蜷川正大の日々是口実

高石かつ枝さんの「花の決死隊」を知っていますか。

2010-03-14 12:41:37 | インポート

三月十二日(金)曇り。

 八時を過ぎると、家にいるのは私だけである。自宅の片づけを済ませて、わが家でコーヒータイム。最近は、テレビを殆ど見ない。たまに見るのはニュース等の報道番組と映画くらいか。昨今のお笑い芸人が出ているものは一切見ない。稀に、観たい番組があっても、お笑い芸人がでているとテレビを消す。別に彼等を卑下しているわけではなく、使う側に問題がある。何か、見ていても、自分達だけで楽しんでいるようにしか思えず、見るに耐えないだけだ。まあお金を払って見ている訳ではないので、消せば良いのだから、問題ない。

 しかし、あんなくだらないバラエティー番組ばかりが氾濫していて、日本人の感性は腐らないのだろうか。

 今日は、夕方まで、事務所で仕事。帰宅後は、夕食時に軽く一杯。食後は、YouTubeに嵌まった。私の青春時代の歌手の歌や映像を見ていたら、キリがなくなり、亡くなった、ゴールデカンップスの平尾さんや、ジャガースの岡本信さん、カーナビーツのアイ高野さんなどの元気な姿を見ていたら酔いも手伝って、目頭が熱くなった。

 「林檎の花咲く町」という歌をヒットさせた高石かつ枝さんという歌手がいた。今でもその歌が好きで、その彼女の映像をYouTubeで発見した時は、嬉しくて飛び上がった。その映画を探しているのだが、残念ながらまだ見つからずにいる。

 当時、一世を風靡したアイドルタレントの彼女に、「花の決死隊」という歌があることは余り知られていない。その歌は、大東亜戦争の終戦から五日後に、突如樺太に侵攻したソ連軍に対して、真岡郵便電信局にて連絡業務のため残留していた電話交換手の女性 十二人のうちの、九人が青酸カリなどを用い自決した、いわゆる「九人の乙女」である。「花の決死隊」は、その彼女達のことを歌ったものである。

 「母が手縫いの晴れ着きて、守る真岡の交換台。みんなで死んで、ハマナスの小さな、小さな花と咲く、九人は帰らぬ決死隊、決死隊」。ちなみに稚内に、彼女達の慰霊碑がある。

 映画「氷雪の門」は、その彼女達の悲劇を題材にして制作されたものだが、公開当時、ソ連の圧力で劇場公開が出来なかった。現在、その映画は、世界日報からDVDが発売されている。日本人必見の映画である。

 高石かつ枝さんは、横須賀の出身ということもあり、デビュー当時からファンだった。その彼女が、「花の決死隊」という歌を歌っていたことを知ったのは、随分と後の事だが、その歌を聞いて、彼女の歌や映像をまた見たいと思った次第。

※是非、聞いて下さい。

コメント (1)
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花粉症は何とかならないのか。

2010-03-14 11:58:13 | インポート

三月十一日(木)曇り。

 そろそろ嫌な花粉の季節となる。三年前くらいだろうか、それまで何ともなかったのに、突然、花粉症になった。家人はもっと前からその花粉症で苦しんでいたが、まさか突然、自分にその症状が出るとは思わなかった。「花粉症」は、何もスギ花粉だけではないらしいが、それでも、「スギ花粉」が圧倒的に、被害の源であることは、間違いない。

 毎年、多くの人たちが花粉症で苦しみ、その原因が分かっているにも関わらず、国は何の対処も出来ずにいる。私は専門家ではないが、各自治体で、スギ花粉が飛ばないうちに芽を摘むとか、風の強い日には、山に散水するとか、何か方法がないのだろうか。

 車の通る量の少ない道路などは、何も舗装しないで、土のまま残し、各家の雨樋を地面に埋めて、雨水を地下に流すことだって、多少は効果があるかもしれない。花粉症は、国民の体力と気力、そしてお金の大きな無駄である。

 歯の調子が悪いので、午前中に歯医者に行き、ランドマークタワーの中に新しくオープンした書店で新書ばかり四冊買った。阿川弘之の「大人の見識」、野口武彦の「大江戸曲者列伝」(太平の巻・幕末の巻)、「幕末バトル・ロワイヤル」である。野口氏のものは、以前購入した「天誅と新撰組」「井伊直弼の首」(いずれも新潮新書)で、あっという間に六冊にもなってしまった。

 夜は、テレビを見るのも下らんので、阿川氏の本を肴にして、のんびりと過ごした。これだけ内容があって六百八十円とは安いものだ。


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