六月三日(木)晴れ。
いやはやさすがに朝は起きられなかった。目が覚めたときには、家に居るのは私一人である。重い頭と体を引き摺るようにして風呂場へ行き、シャワーを浴びた。朝食をとりながら、昨夜のことを思い出しつつ、愚行がなかったのかと記憶をたどる。何しろ田中辰裕さんとお会いした、その後の事は全く覚えていないのだ。
テレビでは、退陣した鳩山総理の後継について報じている。このままでは、菅直人が総理になるのだろうが、選挙目当ての首の挿げ替えであることはミエミエである。組閣人事となれば、事業仕分けで目立った蓮舫ちゃんなど入れて、支持率アップに出るだろう。嫌だナァー。
食後は、遅れている「実話ドキュメント」の第九十五回にとりかかる。今回のタイトルは「酒を読む」。本当は、「酒癖」について書こうと思っていたが、筆を進めていくうちに、酒の話に終始してしまった。夕方に脱肛ではない脱稿し、メールで送信。編集長と横山孝平君に、スマン、スマン、オスマンサンコンである。
今日は、本当に頭が腐っていて、自分の中では、てっきり金曜日と思っていた。六時に、関内駅で、某雑誌の編集長と待ち合わせをしているので、慌てて家を出た。関内駅の手前で、携帯を見たら、今日は木曜で、編集長との待ち合わせは明日であることに気がついた。ガガーリン!である。
そのまま自宅に戻るのもシャクなので、井土ヶ谷駅近くに移転した「らいぶ屋」という焼き鳥屋で、一杯やってしまった。このお店の焼き鳥は、この辺では有名で、若いマスターの感じもとても良い。ご無沙汰を詫びて、「一粒の麦」をロックで四杯。
自宅に戻れば、家族の冷たい視線を浴びつつ、そくさと部屋にこもって寝てしまった。マイッタ、マイッタ。