六月十七日(木)晴れ。
横浜は今年一番の暑さで、三十度を超えた。夏は好きだが、この時期にこの暑さは油断がならない。明日から、梅雨の天気に戻るというので、我が家では、三回も洗濯をした。朝食の後に、頑張って一時間ほど歩いた。まあ気負わずに続けようと思っている。
民族革新会議の犬塚哲爾議長から、文藝春秋の今月号に、数学者の藤原正彦氏の「日本国民に告ぐ」という論文がとても良いので是非読んで見て。とのメールを頂き、早速買って読んでみた。犬塚議長が推薦するように、とても良い、正に救国の論文といえる。藤原氏は、日本を良くするためには、東京裁判史観からの脱却、改憲、自主国防体制の確立と言ったことを数学者からの立場から語っている。
それは、我々民族派の主張と大差ないが、当然であるが、それを主張する「立場」あるいは「人」によって、随分インパクトが違う。来る、参議院選挙の前、是非、文藝春秋(七月号、定価七百五十円)を読んで下さい。他の特集も面白いですよ。
先日、日本を代表するオペラ歌手であった、藤原義江が、戦前、「万歳ヒットラー・ユーゲント」という歌を歌っていた、と書いたら、どんな歌詞ですか。という問い合わせが二、三人の方からあった。現代の、平和主義者、あるいは進歩的文化人(ちょっと古いか)、社民党の福島瑞穂などが見たら腰を抜かすような歌詞である。
万歳ヒトラー・ユーゲント
北原白秋作詞・高階哲夫作曲
唄・藤原義江
一、燦たり輝くハーケン・クロイツ
ようこそ遥々、西なる盟友
いざ今見えん 朝日に迎えて
我等ぞ東亜の青年日本
万歳ヒトラー・ユーゲント
万歳ナチス
二、聴けわが歓呼をハーケン・クロイツ
響けよその旗 この風この夏
防共ひとたび 君我誓わば
万歳ヒトラー・ユーゲント
万歳ナチス
三、燦たり輝くハーケン・クロイツ
勤労報国 またわが精神
いざ今究めよ 大和の山河を
卿等ぞ栄えある ゲルマン民族
万歳ヒトラー・ユーゲント
万歳ナチス
どうですか。 ゲッペルスの作詞ではなく、北原白秋ですよ。これが「時代」なんですよ。その時代の「空気」も知らずに、後世、短慮に批判しても、何の解決にもならない。日米開戦の臨時ニュースを聞いて、興奮したのは、軍部や軍国青年だけではなく、当時の、文化人と言われた人たちも等しく、興奮し、快哉を叫んだのである。もちろん、国の行く末を危惧した人もいたには違いあるまい。しかし、その人たちは、単に、そう思っただけで、何か行動したわけではない。文字通り、当時の一億国民が一丸となって、聖戦貫徹に立ち上がったのである。
反省も必要かもしれないが、もっと大事なことは、当時の日本人の「気概」をもう一度思い起こし、この国難に国民が団結して対処すべきではないのか。
夜は、休肝日とし、戦前の上海を舞台にした「ラスト・コーション」という映画を見た。とても良い映画だったが、その性描写のすごいことにたまげた。公開された時は知らないが、これは成人指定映画ではないのか。