六月七日(火)雨のち曇り。
午前中は、「大吼」の最後の編集。もう一息である。夜は、名前だけは真面目な「蜷川政経懇話会」を、中学の同級生の高杉茂氏が経営する野毛の「弥平」にて開催。九名が出席して、刺身や天麩羅などを肴に麦焼酎を飲んだ。
終了後に、後輩と一緒にサリーの店へ転戦。珍しく暇で、十一時過ぎにサリーと、某ホテルの中華料理の顧問をしているT氏などと一緒に「写楽」へ。遅かったせいか、ほとんどつままずに軽く飲んで帰宅した。
産経新聞の「産経抄」に驚く記事が出ていた。それは、参議院決算委員会で、自民党の山谷えり子議員が、天皇、皇后両陛下の被災地ご訪問にからみ「天皇陛下は何代目の天皇か」と枝野幸男官房長官に尋ねたところ、「存じませんと」と答えたそうだ。非常識も甚だしいが、産経抄は、こう指摘している。「枝野氏は菅直人首相の後継候補に名前があがり、政府の中枢にいる。もし首相となれば、外国の要人との会談の合間に「日本の天皇は何代続いていますか」と聞かれるかもしれない。答えられなければ国として恥をさらすことになる。政治家は国の将来だけではなく、その歴史も背負っているのである。
正にその通りで、政治家の品位が、そのまま国の品位とみなされる時もあるのだ。総理といい、官房長官といい、ご皇室を尊敬しないような連中が、日本のトップにいることに、現在の日本の不幸と災いがあると思うのは、大袈裟だろうか。