一月二十四(火)曇り。
自宅で仕事をしていて、曇ってきたので外を見ると、また雪が舞っている。まるで、私に「酒を飲みなさい」と誘いをかけているようだ。しかし、まだ陽が高いし、昼間から酔っていては、帰宅する家族に体裁が悪い。強い意志?で真面目に仕事をこなした。
仕事先に、メールを送ろうとしたら、パソコンを新しくしたせいで、登録しておいたメルアドをコピーするのを忘れていて、送ることができなかった。事務所に行ってコピーしなければ。
先日、調べものをするために事務所から昭和四十六年に発行された「右翼辞典」と平成二年発行の「右翼・民族派総覧」の二冊を持ってきた。北一輝、児玉誉士夫、野村秋介といった著名な人たちは別として、我々の陣営の中では有名な先輩も、一般に知られている人は少ないものだ。たとえば、今私が行っている紫垣隆邸で集まった人たちのプロフィール作りでも、中村武彦、毛呂清輝、山下幸弘などの人たちの正確なプロフィールを書くとなると、資料を探すのに苦労する。
昨今流行のウイキペディアにもほとんど出ていない。古い資料に頼るしかないのだが、民族派の人名事典の必要性を痛感した。まあどこまでを民族派とするのか、人によって意見の分かれることもあろうが、せめて亡くなられた方たちの「人名事典」ぐらい作ることも、後輩としての責務であると思った次第。
以前、「牢人の会」という会合で、先輩物故者の法要を行っていたが、その時に頂く、物故者の名簿の中に書かれている三分の一ぐらいの方が、どなたか分からなかった。これは何も私が不勉強と言うことではないだろう。お付き合いや、世代的な差などで知らなくとも不思議ではない。何人かの人たちと共同で、「民族派の理論書」や「人名事典」の作成を考えてみたいと思っている。
夜は、雪は止んだが、酔狂亭で月下独酌。我が酔狂亭に来た人はご存じだと思うが、庭には、山があり、小川が流れていて風流である。ナニ、貧乏すれど、わが家に風情あり、質の流れに、借金の山。ですよ。呵呵大笑。