白雲去来

蜷川正大の日々是口実

家族について考えた。

2012-01-30 15:12:43 | インポート

一月二十九日(日)晴れ。

 東北や北陸の人たちが大雪で難儀しているという。お年寄りだけで暮らしている家が多いそうだが、その人たちに息子や娘はいないのだろうかと考えてしまう。家族で旅行に行くことができるのならば、こんな時ぐらい実家に戻って、雪下ろしの手伝いぐらいしても良いと思うのだが。

 

 仮設住宅などで、一人暮らしの老人がニュースに出る。その人たちにも、息子や娘はいないのだろうか。この際に親を引き取って一緒に暮らそうという気になれないものか・・・。もちろん、子供のいないお年寄りは別だ。何でも国が、周りが世話をしてくれるという期待は、かえって家族制度の崩壊につながると思うのだが。

 

 日曜日でも、上の子供は塾で下の子供は、パソコンでメールかチャットをしている。愚妻は、二階で下らんテレビドラマを見ている。ふと、こんな家族ならばいらないと思うが、犬や猫ではないし捨てるわけにも行かん。まあたまには可愛いときもあるので、許しているが、子供が大きくなるということは、案外つまらんものだ。子供の成長が楽しみ、なんて思うのは、まず小学生ぐらいまでかな。日曜日で飲み屋も開いていないし、あーあつまらねぇー。爆発君と悲憤慷慨しながら飲みてぇーなぁー。

 

 五時には、風呂に入って、酒、酒、酒飲むぞぉーっと張り切って肴を作った。ガキどもには「焼きそば」「麻婆なす」と「白菜ときくらげのスープ」。私たちは、カレーの福井さんたちから頂いた「浜松餃子」に、お得意の「ねぎチャシュー」(チャシューをラップに包んで湯煎して軽く温める。それを太千切りに切って、長ネギのスライスと一緒に混ぜる。味付けは、ごま油と醤油と味の素。醤油は少なめがいい)「メンタイコ」で「佐藤」の白の四合瓶を空けてしまった。

 

 テレビ東京で、グアムのもっと奥の電気も水道もない孤島から家族四人が日本に来て、ホームステイをするという番組を見た。カルチャーショックを受ける、南の島の人たちがおかしかったが、何だか、日本人の優越感を誇示しているような気がして、見ていて少々後ろめたかった。本来ならば、暖衣飽食に慣れた日本の家族こそ、電気も水道もない彼らの島に行って生活し、家族の絆や自然の大切さを学ぶべきだろうと思った次第です。


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時が過ぎるのではなく・・・。

2012-01-30 14:45:43 | インポート

一月二十八日(土)晴れ。

 

 午後から事務所にて機関誌の製作。中どめと中折り、余白切りを終えて、封筒に入れると完成である。毎号のことだが、一冊新しいものを作って発送の段階となると、何かわが子を旅立たせるような思いになる。苦労して作るのだから、愛おしさもつのる。

 

 夕方、百人一首の大会に行ったていた下の子供を六角橋まで迎えに行く。六角橋と言えば、思い出が多い。まず若くして亡くなった板垣哲雄君や瀬野寿夫君、そして瀬野君の師匠の寺沢次夫さんたちとの思い出が重なる。さらに、若い頃に勤めていた社長の実家もあった。その社長の娘さんが巨人の投手だった堀内恒夫さんの奥さんだ。道路の拡張と共に、街並みが多少変わってしまってナビのお世話になった。歳のせいか二三日前のことよりも、十年前のことを良く思い出す。

 

 三月の四日は板垣てっちゃんの七回忌となる。早いものだ。亡くなられた百瀬博教さんの言葉を借りて言えば、時が過ぎるのではなく、人が去って行く・・・。

 

 夜は、カメ&アコちゃんに、後輩を交えて、西横浜駅の近くにある「颯(はやて)」という最近お気に入りの鉄板焼きのお店で一杯やった。このお店は、とても料理がおいしく、かつリーズナブルだ。また一人でやっているオヤジの仕事の手が早いのだ。(女ではありません料理の)。寿司屋でもどこでも、仕事の手の遅い職人のいる店で繁盛している店はまずない。その後、「やまと」に転戦して帰宅。いい酒だった。


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