白雲去来

蜷川正大の日々是口実

太平の眠りを覚ます黒船効果

2016-11-11 12:02:35 | 日記
十一月十日(木)曇り。

日本のマスコミは、反トランプの報道だけを垂れ流している。トランプを支持した圧倒的多数の人たちの声を伝えようとはしない。トランプが大統領になったて何も驚くことはない。私にとっては、かつて菅だとか鳩山とか言う総理が日本にいたことの方が、余程悪夢だった。それに比べたならば、アメリカ流の愛国者であるトランプの方が、ずっーとましだ。トランプ恐れるに足らず。アメリカの国旗は星条旗。星なんか暗くならなければ、何処にあるのか分からない。わが国は日の丸。日が射せば星がかすみ、太陽が世界を明るく照らす。明るい未来は、陽を照らす日本にあるのは自然の摂理。対米自立と言うことを脳天気な日本人につきつけたトランプに感謝しなければと思っている。正に太平の眠りを覚ます黒船効果だと。

日米安保が、片務条約であることは、子供でも分かることで、日本もアメリカに金を出して守ってもらうなんて、姑息なことを改めて、互恵平等な安全保障条約にしなければならない。

野村先生は、遺著となった『さらば群青』の冒頭で、こう述べている。「戦後日本人は『死』や『暴力』といった実は、避けては通れぬ大命題を、まやかしの平和論とすり替えて、なるべく触れたり直視したりすることを忌み嫌ってきた。人間は『死』とは無縁ではありえない。社会は『暴力』と無関係ではありえない。眼をそらし続けようと思えば、思うほど、人間は正気を失い堕落してゆく」。

核の廃絶を言いながら、その実、アメリカの核の傘の下で平和を依存している。戦後の繁栄が、朝鮮戦争や、ベトナム戦争と言った「アジアの犠牲」の上にあることを自覚せず、日米安保と言う、美名の下で、奴隷の平和と魂の無い繁栄を満喫していることを、ほとんどの日本人が疑問に思わない。一日も早く憲法を改正して、国体を明徴し、自衛隊の国軍化を計らなければならない。

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