白雲去来

蜷川正大の日々是口実

困った「九条」信者。

2018-07-04 14:13:39 | 日記
七月三日(火)晴れ。

あんまり暑いので、朝は、「へぎそば」を茹でて食べた。昨日買った天ぷらも一日たつと、かなりのヘナチョコになっていて、美味しくなかった。昼は、保存食で買ったインスタントの「うどん」の賞味期限が一日過ぎていたので、慌てて食べた。夜は、アコウダイの粕漬、ナスと豚肉炒め、明太子。お供は、黒霧島。酔狂亭で月下独酌。

最近ハマっている松岡圭祐の『八月十五日に吹く風』を読了した。先の大戦における「キスカ島撤退作戦」を題材にしたものだが、とても読みごたえがあった。その昔、レンタルしたビデオで(DVDではない)で、昭和四十年に公開された、東宝の「太平洋奇跡の作戦キスカ」を見ていたので、あらかたのストーリーは知っていたが、あらためて本を読むと、いかにこの作戦が困難なもので、ほとんど「奇跡」に近いものだったが分かる。良い本だったが、なぜか松岡氏の本の「解説」には、いつもがっかりさせられる。

『黄砂の籠城』の解説もダメだったが、今回の解説も酷かった。といっても私の趣味、思想的な問題なので、「素晴らしい」と思う人もいるかもしれない。私には、この解説の人が、「何で俺がこんな戦記物の解説をやらなければならないんだ」。と言うような感じがしてならないのだ。極めつけは、「故城山三郎は、今度の戦争で得たものは憲法だけだといった」という言葉をひいて、「然るに、某国の驕った総理は、さしたる根拠もなく、二〇二〇年までに憲法を改正するなどと言っている。こんなことだから、はやく憲法九条を世界遺産に申請すれば良かっただ」。開いた口が塞がらないとは、このことだ。「某国の驕った総理」とは、もちろん安倍総理のことであることは言うまでもない。松岡氏が解説者を選んでいるのだろうか。

こういった、「九条偏執狂」にお願いしたい。台風も地震も来ないようにと、「九条」に明記してもらいたい。きっと、日本に災害が来なくなるかもしれない。

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