白雲去来

蜷川正大の日々是口実

花火には、亡くなられた人を供養すると言う意味もある。

2018-07-16 11:57:44 | 日記
七月十五日(日)晴れ。

大桟橋のホールで、懐かしいゴールデン・カップスやシャープホークスのライブを楽しんだ後に、横浜港で花火を楽しむ。何でも「スパークリングトワイライト花火」とか言うらしい。企画は凄いのだが、その名前が、何やらシャラクサイ。「横浜港花火大会」で十分だと思うのだが。まあ年寄りの愚痴と思って勘弁して下さい。

シャープ・フォークスのライブ。お友達だった安岡力也さんが亡くなられてから久しい。最後にお会いしたのは、横浜港沿いにあったレストランで、ジャガースの岡本信さんの追悼ライブの席ではなかったか。そんなことを思い出しながらヒット曲「遠い渚」を聞いていた。「おいちゃんバンド」も地元の先輩や友人が出ていた。最後は、ゴールデン・カップス。懐かしい曲ばかりで、ジーンときた。一番後ろで、勝手にテーブルを占領して、サリーファミリーの皆さんと、一杯やりながらライブを楽しんだ。

終了後は、桟橋に出て、花火観賞。「暗くなるまで待って」いる間に、また宴会。周りは知っている人ばかりである。暮れなずむ横浜港。マリンタワー、氷川丸、山下公園・・・。横浜はいいなぁー。そう言えば、森鷗外の小説に「桟橋が長い、長い」で始まる『桟橋』というものがあるのを思い出した。また五木寛之のベストセラー『青年は荒野をめざす』の書き出しは、主人公ジュンが、人生と旅という「荒野」を目ざし、この大桟橋から船出して行くところから始まる。私たちの世代は、五木寛之のこの小説で海外に憧れ、次の世代の人たちは、沢木耕太郎の『深夜特急』で海外に出た人が多い。

花火は三十分程度だったが、とても良かった。花火には、亡くなられた人を供養する意味もあると言う。今回の西日本水害で亡くなられた方のご冥福を祈った。

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亡くなられた人は、圧倒的に六十代とのこと。

2018-07-16 11:41:17 | 日記
七月十四日(土)晴れ。

新聞によれば、西日本豪雨で亡くなられた人の多くが六十歳以上の人という。もちろん中には体の不自由な人もいたことだろうし、逃げる暇もなく土砂崩れで亡くなった人もいると思う。しかし、私が思うのは、家に対する執着だったのではないかと。六十代と言えば、自宅のローンがやっと終わる年代である。苦労して家を建て、ローンを支払って来た家を捨てることの無念さが、ギリギリまで家にとどまる結果になったと私は思う。またその気持ちが良く分かる。我が家も「火災共済」という保険に入っているが、台風や大雨などの自然災害に適応するのか、もう一度確かめてみようと思った次第。

毎日、寝苦しいが、これは何も私だけではない。日本中が、オーブンで温められているのだから仕方がない。熱くてぐたーっとした朝の朝食は、清風楼の焼売、千葉はピン太郎のアジの干物、トーフに伊勢さんのあおさを入れた味噌汁。昼は、素麺。夜は、今年で開店六十周年を迎えた「やまと」へ行き、お馴染みさんたちと、乾杯。その後、オアジで〆。

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