十月二十日(火)晴れ。地久節。群青忌。
皇后陛下のお誕生日、地久節である。起床後、皇居を拝し、皇后様のお誕生日を寿ぎ、ご皇室の弥栄と両陛下のご健康をご祈念した。
また、今日は、野村先生の十六年目のご命日。遺著となった「さらば群青」から、私の道の兄であった、元楯の会の会員、故阿部勉さんが命名した「群青忌」。野村先生が亡くなられた平成五年の翌年に、追悼集会「群青忌」を開催した。以後、十年間、毎年行なってきたが、思うことあって平成十五年の第十回を一区切りとした。その後は、五年ごとに開催することを決めて、昨年、五年ぶりに「群青忌」を開催し、多くの方たちのご参加を得た。今年は、十七回忌となる。案内状などを一切出さずにいたにも関わらず、菩提寺には百名以上の方が法事に参加してくれた。有り難いことと感謝している。私の命のある限り、恩師の思想と行動が風化せぬように努力したいと思っている。社友会、同志の皆様におかれましては、今後共、変わらぬご支援と、ご鞭撻の程を伏してお願い致します。
まためぐる秋のさみしさ 天の濃さ
嗚呼祖国 菊の白さを疑はぬ
いわし雲 祖国の涙 誰に告げむ
野村先生の獄中句集「銀河蒼茫」から秋の句である。
今日は、沖縄から友人二人が来訪。横浜駅近くの料理屋にて会食した。駅前で待ち合わせをしたが、ものすごい人が集っている。神奈川参議院選挙の補選で民主党の候補者の応援演説に鳩山総理が来るとのことで集っている人達と分かった。恐らく、自民党の谷垣総裁が来たとしても、これほどは集るまい。人垣を掻き分けてようやく合流。久闊を叙した後に、まず一献。その後、サリーの店に転戦してから帰宅。