白雲去来

蜷川正大の日々是口実

映画と新嘗祭の感謝の集い。

2009-11-27 10:58:31 | インポート

十一月二十三日(月)晴れ。新嘗祭。

 起床後に、玄関に日の丸を掲げ、皇居を遥拝。

 日曜日とあって、子供達は、それぞれ友達とスケートに出掛けて行った。午前中に、サリーとパパが、お歳暮を持って来訪。有り難し。テレビで宣伝している映画「2012」が本牧の映画館で上映されているというので、家人と出かけた。夫婦で映画を見るなんて本当に久しぶりの事である。サリーたちに連絡を入れたら、「私達も」ということで、四人で映画館に行った。

 確かに最新のCG技術を多用した、一大スペクタル映画で、見ている時は、ウアッー!、ヘェー!オオッー!の連続だったが、終わってみれば、別になんでもないという、まあハリウッドのアホバカスケール映画。しかし、余計なことを考えずにスクリーンに釘付けになる、この手の映画は、ストレスの解消になり、まあ、千円ではいいかな、と思った次第。ちなみに、どちらかが五十歳以上で夫婦割引プラスがあってのこと。

 終了後は、サリーの家の近くの蕎麦屋「美奈登庵」にて、簡単なツマミを取って、昼間から一杯飲んだ。そういえば、この食事の最中に、映画の話が一度も出なかった。

 夜は、大行社護皇連合主催の「新嘗祭感謝の集い」が蒲田にて行なわれ出席。乞われて挨拶を行なった。終了後は、仲程通也氏らに、送って頂き、自宅の近くの飲み屋で、内川徳彦君と一献。早目に寝た。


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子供の誕生日を、懐かしい店で祝った。

2009-11-26 17:19:01 | インポート

十一月二十二日(日)曇りのち雨。

 今日は、日頃からお世話になっている阿形充規先生の古希のお祝いが東京で行われるのだが、残念ながら、上の子供の誕生日と重なった。

 

 日本大通にドイツレストランで「アルテリーベ」というお店があった。ドイツの大衆的な食堂の雰囲気のあるお店で、野村先生も幾度かお連れしたことがあった。そういえば、木村三浩氏も現在の奥さんと、交際中の時に、一緒に行ったことがあった。ドイツの様々なソーセージや豚肉を茹でたアイスバインという料理。あるいはキャベツの酢漬けのザワークラウトなど、とても美味しく、かつバンドが入っていて雰囲気も良かった。その店がビルの立替と共になくなってしまったのが、もう十五年も前の事だろうか。その後、忙しさにかまけて、そんなことも忘れていたが、先日、偶然に、そのお店を見つけたのである。スタッフに聞けば、「五年間ほど、空白がありましたが、新しいビルで営業を再開しましてから、七年ほどになります」。

 

 店の場所が移動し、店も装いを新たにしたので気がつかなかった。早速、子供の誕生日にと思って、予約をしたのが、阿形会長のお祝いの連絡の来る前の事。

 

 六時半にお店に到着。当然の事だが、昔の店とはすっかり様変わりしている。高級レストランそのままで、子供達は、少々ぎこちなくしている。メニューを見れば、懐かしいウインナーやアイスバインがあるが、私の好きだった「タルタルステーキ」がなくなっていた。赤キャベツのザワークラウトもある。早速、ブーツビールで乾杯。バンドも、チェロ、バイオリン、ピアノのトリオ。食後に、予約していたケーキを出して頂き、バンドの方が傍に来て、ハッピーバースディを演奏してくれた。周りのお客さんの拍手に、子供を立ち上がらせて挨拶させた。

 

 娘の喜ぶ顔を見て、チヨット、うるっとしました。まあ親馬鹿ですな。ちなみに「アルテリーベ」とは、「昔の恋人」という意味だそうです。その後、マリンタワーの裏の、ラッキーの店に顔を出して帰宅。満足した一日でした。そういえば、街は、すでにクリスマスのイルミネーションに輝いていた。

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ドイツレストラン「アルテ、リーベ」


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子供のタグ・ラグビーを観戦。

2009-11-26 16:41:54 | インポート

十一月二十一日(土)晴れ

 下の子供が、学校のレクリエーションで「タグ・ラグビー」というスポーツをやっている。どんなものなのか、幾ら説明を聞いても分からない。今日、そのタグ・ラグビーの試合があるというので、昼から観戦に出かけた。

 

 横浜市の小学生の大会とあって、会場も保土ヶ谷のラグビー場で行なわれ、審判や応援なども本格的である。幸いに、私の家からラグビー場は車で十分程度の距離なので、弁当を差し入れがてら出かけてみた。小春日和の良い天気。観戦するには最高の陽気である。会場に着いて、他の子供の試合を見て、分かったのだが、腰に二本の布(タグ)を下げており、ラグビーのボールを持ったものが、そのタグを相手側に取られると、ボールをパスしなければならない。うまくすり抜けてトライすれば一点。

 

 私は、初めて見たが、随分沢山チームがあるから、それなりにブームになっているのかも知れない。ちなみに私の子供のチームは、女の子ばかりで、男子のチームと対戦したので、ベロンでした。

 

 夜は、自宅でおとなしくしていた。夕食の後は、山平重樹さんからご恵送された「実録・神戸芸能社」を読む。

Photo※双葉社刊です。是非、ご一読を。

 


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ついに、ついに出ました。

2009-11-23 21:50:28 | インポート

十一月二十日(金)曇り。

 作家の山平重樹さんから、嬉しいプレゼントを二つ頂いた。一つは、双葉社から発売された、山平さんの新刊「実録・神戸芸能社ー山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界」(1800円)である。丁度、読む本が切れて、書店へ行こうかと思っていた矢先だったので、助かると共に、嬉しかった。

 

 もう一つの、プレゼントとは、ジヤジャジャアーン!ついに、ついに、ついに出ました。どうしても欲しかった、レニ・リーフェンシュタール監督の、ナチス党のドキュメンタリー「意志の勝利」のDVDです。しかもDVD単品ではなく、「ヒトラー伝説」というムック本の付録としてである。これまでは、「意志の勝利」を購入するとすれば、インターネットで米国版のものを取り寄せるだけしか方法がなかった。それも日本語の字幕がないものだ。確かに、映画は、余計な説明を省いて、ヒトラーの演説や、ナチの行進、集会を撮ったものだから、字幕が必要ないといえば、それまでだが、やはり意味が分かったほうが興味深いのは言う間でもない。レニのファンである私にとっては、年末のボーナスのようなものだ。

 

 恐らく、先日、渋谷の映画館で見たものの版権を買ったものと思われるが、映画館で見たものには、原作にはない「言い訳」があって見苦しかったが、今回のものはカットされていて嬉しい。本の編集者をみれば、田中健介氏の名前があった。ペンネームだが、かつて、民族派学生運動の指導者だった方だ。とにかく、貴重な映画なので、是非、ご購入下さい。

 

 夜は、機関誌の校正。チョット飲みで早目に寝た。

Photo ※㈱コスミック出版・定価1260円(税込)

Img185_2 ※映画のパンフを元に、ケースのデザインをしてみました。もちろん個人的な趣味です。


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感慨深い一日だった。

2009-11-21 23:11:56 | インポート

十一月十九日(木)曇りのち雨。

 天気予報では、雨は正午過ぎと、言っていたが、午前中に雨。寒い一日だった。朝食後に、公私共にお世話になっている方へのご挨拶の為に東京へ向った。いつも様々な資料を頂いたり、民族派として、人間として、とても大切な話をお聞きし、勉強になる。

 

 今回、特に教えられたのは、自身の「最期」に関してであった。私自身、年間に、どれほどの葬儀に出席するだろうか。友人、知人はもとより、そのご身内など。しかし、怒られるかもしれないが、私は、出棺の直前に、良く、「最後なので、顔をみてやって下さい」と言われて、花を添えながら、お別れをするのが、嫌いである。死人の顔に美しいものなど、まずない。特に、闘病生活が長い場合の人の顔など、元気でいた頃を知っているだけに、やせ衰えて、まるで別人のようで、気の毒で見るに耐えない。以前、ガンで亡くなられた先輩の顔は、苦痛にゆがんで、とても安らかにとは思えなかった。以来、いくら促されても私は、決して御棺の中の人の顔を見ることをしない。、最期の別れは、身内の人だけで良いと思う。

 

 話は、飛ぶが、過日、女優の南田洋子さんが亡くなられた。失礼ながら、時代を共有したと言う記憶が無いので、彼女の死というものに、それほどの衝撃はなかったが、可哀想だと思ったのは、ボケて年老いた、南田さんの顔を、これまた昔日の面影のかけらもない、ご主人が、マスコミに公表したことだ。きっと南田さんの意識がハッキリしていたならば、病気でやつれ、老人となった自分の姿を人目に晒したくなかったのでは、と思う。まして女優である。一般の人が、南田さんを思い出したければ、かつて輝いていた頃の映画を観れば良い。誰が、あんな姿になった南田さんを見たいだろうか。私は、ダンナの配慮が欠けていると感じてしまった。

 

 私が、お世話になっている方も、同意見であり、「最期」のことを文書にして、家族はもちろん、親戚の人達にも送ってあり、そのコピーを頂いた。そこには、不治の病、あるいは植物人間となって死期が迫ったときは、いたずらに延命処置をしないことや、棺の中の顔を見せてはいけない。また、葬儀も密葬にて行なうことなどが、毅然としたためられていた。

 

 帰宅後、私は、妻に、それを見せて、近々、私も、同じようなことを書いて遺しておこうと思った。ただし、私の場合は、少々、寂しがり屋なので、分相応の葬儀だけは行なっても構わない、と言っておいた。しかし、顔は見せるなと。

 

 午後から、事務所へ。作家の山平重樹さんから、とても素晴らしい物を頂いた。それを公表するのは明日にしてみたい。夜は、友人が、麦焼酎の「佐藤」を抱えて来訪。私の、手料理で一献。感慨深い一日だった。


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