白雲去来

蜷川正大の日々是口実

慶祝・今上陛下、ご即位二十年。

2009-11-13 17:20:26 | インポート

十一月十二日(木)曇り。

 今日は、今上陛下のご即位二十周年の式典が全国各地で開催される。起床後、自宅の玄関に国旗を掲げた。

 午前中に、自宅の近くの床屋に行ったが、隣り合わせた人が、これから皇居前広場で神輿を担ぎに行くと言っていた。式典の日に、床屋に行って身奇麗にするという、その心構えが嬉しくなった。

 夜に、ニュースで皇居前広場の式典の模様を見たが、巨人軍の原監督や、マラソンの高橋尚子さんや、スケートの荒川静香さんらの祝賀挨拶を聞いていたら、嬉しくて涙が出た。陛下のご挨拶も感動的だったし、とても良かった。日本人に生まれて良かったと思うときは、こんな時だ。謹んでご皇室の弥栄と天皇、皇后両陛下のご健勝をご祈念申し上げます。

 文化勲章を受章した、俳優の森繁久弥さんが亡くなられた。子供の頃に見た「社長シリーズ」や「知床旅情」の印象が強い。私が大切にしているCDに、「森繁久弥愛誦詩集」というものがある。読んで字の如く、森繁さんが、自分で選んだ詩を朗読しているだけのものだが、これが味があって中々良い。室生犀星の「小景異情」や島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」、中原中也の「汚れちまった悲しみに」、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」、三好達治の「おんたまを故山に迎ふ」などと共に、私の一番好きな、大木惇夫の「戦友別盃の歌」などが収録されている。追悼の思いを込めてじっくり聞いてみるつもり。

Photo

 夕食を済ませてから、家族でお酉さんに出かけた。今日は、ひときわ寒かったが、私の子供の頃は、お酉さんの時期は、厚手のジャンパーやコートを着て出かけたものだ。いつ行っても売っている物に変わりはないのだが、お酉さんに行かないと、季節のケジメがつかないような気がする。いつもの店で、軽く一杯引っ掛けてから出店を冷やかして歩いた。十時前に帰宅。


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