十一月二十日(金)曇り。
作家の山平重樹さんから、嬉しいプレゼントを二つ頂いた。一つは、双葉社から発売された、山平さんの新刊「実録・神戸芸能社ー山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界」(1800円)である。丁度、読む本が切れて、書店へ行こうかと思っていた矢先だったので、助かると共に、嬉しかった。
もう一つの、プレゼントとは、ジヤジャジャアーン!ついに、ついに、ついに出ました。どうしても欲しかった、レニ・リーフェンシュタール監督の、ナチス党のドキュメンタリー「意志の勝利」のDVDです。しかもDVD単品ではなく、「ヒトラー伝説」というムック本の付録としてである。これまでは、「意志の勝利」を購入するとすれば、インターネットで米国版のものを取り寄せるだけしか方法がなかった。それも日本語の字幕がないものだ。確かに、映画は、余計な説明を省いて、ヒトラーの演説や、ナチの行進、集会を撮ったものだから、字幕が必要ないといえば、それまでだが、やはり意味が分かったほうが興味深いのは言う間でもない。レニのファンである私にとっては、年末のボーナスのようなものだ。
恐らく、先日、渋谷の映画館で見たものの版権を買ったものと思われるが、映画館で見たものには、原作にはない「言い訳」があって見苦しかったが、今回のものはカットされていて嬉しい。本の編集者をみれば、田中健介氏の名前があった。ペンネームだが、かつて、民族派学生運動の指導者だった方だ。とにかく、貴重な映画なので、是非、ご購入下さい。
夜は、機関誌の校正。チョット飲みで早目に寝た。