白雲去来

蜷川正大の日々是口実

DVDのはしご。

2016-06-26 12:33:15 | 日記
六月二十三日(木)曇り後雨。

「Xミッション」「ガンマン」「ブラックスキャンダル」「007スペクター」「ディバイサー」。月曜日から今日まで見た映画の題名である。我が家のオーディオは「DENON」のスピーカーをテレビにつないでいるせいか、かなり音が良い。映画館とまでは行かないが、そこそこ迫力のある。

映画館に行くと困るのは、トイレの問題。どうしても後半の良い場面の時に、我慢が出来なくなって席を立つ。なるべく水分を取らないようにしているのだが、何せ、カレーではない加齢の自然現象だから、如何ともしがたい。だから家で見る映画は楽でいい。一杯飲みながらのんびりと見ることが出来るし、トイレに行く時は一時停止すればよい。

映画は、いわゆる社会派とか、シリアスなものはあまり好きではない。深く考えずに、ドタバタ、ワクワク、バンバンと展開の早いものが、ストレスがたまらず、酒も美味い。

読書の方は、最近は、根気が無くなって、月に十冊程度が限度だ。それも読みやすい物ばかり。それでも頭の体操になると勝手に思っている。

夜は、酔狂亭で月下独酌。

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雄叫びは絶えて夏草 風に鳴き

2016-06-24 11:19:21 | 日記
六月二十二日(水)曇り。

第二十四回参議院選挙公示。まあ参議院選挙は、政権交代の緊張感がなく、ある面、人気投票みたいなものだから選ぶ方も、個人の政策よりも、どの政党から出ているかを重視する。

しかし、先日テレビの党首討論を見ていたら、民進党の岡田代表が、「共産党と連立はしないが、選挙協力はする」と言っていたが、全く馬鹿に付ける薬はない。さらに岡田は、「あの自公に『野合』なんて言われたくない」とも言ったが、一応、自公は、政策協力、合意をしている。民進党と共産党は、「打倒安倍」のみでの共闘だ。これを野合と言わなければ、何が野合か、教えて貰いたいものだ。「野党共闘」と言うが、すべての野党が共闘している訳ではない。民進党、共産党、社民党との共闘だ。西村慎吾先生の政策に是非「赤伐」と入れて貰いたいものだ。

上の子供が選挙権を得て、初めての投票。蓮舫が都知事に出るのかと騒がれた時、上の子が、蓮舫を見て、「今回だけは二位でいいよね」。家族で大笑い。その通り。

平成四年の第十六回参議院選挙では、野村先生が率いた「風の会」の得票は、二十二万千六百六十票。議席獲得には及ばなかったが、あの夏の戦いを忘れることはできない。「雄叫びは絶えて夏草風に鳴き」は、野村先生が、開票結果を見て詠んだ句である。

夜は、酔狂亭で独酌。カツオを仕入れたが、ヨツヤかゴゾウ程度の物で、がっかり。

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草を刈る 海よりさみしこの蒼さ

2016-06-24 10:48:09 | 日記
六月二十二日(火)雨。

過日、『宝島』のムツク本の取材で、その昔に、北海道の北のはずれにいた頃の話を聞かれ、思い出が甦った。どんな本になるのかは知らないが、在獄の履歴など、余り他人様に自慢することではないが、今更消すことのできない過去なのだから、ありのままで行くしかない。

関東は梅雨に入っているが、北海道は、梅雨がない。しかし、この時期は雨の日が多く、これを「蝦夷梅雨」と言うと、かつて読んだ渡辺淳一の本で知った。「切り通し」という農場に一年ほどいたことがあったが、雨の日は、農作業が出来ず、「環境整備」とかいう名目で、草刈りばかりやらされた。そんな時、野村先生の獄中句集『銀河蒼茫』の「夏の句」の中の、「草を刈る 海よりさみしこの蒼さ」が浮かんだ。ああ先生も、千葉の獄で、草刈りをしたんだな。と感慨深かった。

先生の「夏の句」の中には、「夏草」を詠んだ句が意外に多い。
 草を刈る言葉少なき決意の日々
 夏草へ頭(ず)を置く天が哭けと云ふ
 夏草の匂ふさみしさ わが多感
 われも行かむ夏草茂る道なるを
 独りゆく夏草の道なほ遥か
 夏草に座して悔ひなき不肖の子

そして「夏の句」の最後の句が、本のタイトルにもなった、
 見よやこの銀河蒼茫たる祖国

野村先生は、平成四年の第十六回参議院選挙に「風の会」を率いて立候補した。二十二万余票を獲得したが、残念ながら議席には及ばなかった。開票結果を見て、詠んだ句が、
 雄叫びは絶えて夏草 風に鳴き
である。

雨のため、事務所に行かず、ひねもす読書。羨ましいなどと言わないで下さい。何せ、もう還暦の半ばを過ぎているですから。夜は、冷やし中華を作って、悲憤慷慨の酒に酔う。(チョット気障か)

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花を買い来て妻としたしむ。

2016-06-22 12:30:45 | 日記
六月二十日(月)曇り。

朝は、ミックスフライ。コロッケ、アジ、小エビにキャベツの千切り。コロッケとメンチカツは、大和市福田にある「太田屋」と言うお店の物が好きだ。最初は、大日本一誠会の仲程会長から頂いたのだが、これが癖になって定期的に取り寄せている。メンチカツは、ここの物を食べたなら、他のお店のものでは満足がいかなくなる。私は、昼や夕食には、揚げ物は食べない。ガッツリ食べるのは朝食の時だけだ。

今日は、愚妻の誕生日。社友の福井さんから「ロールケーキ」が届いた。さてと、私は・・・。ここの所、いわゆる「義理事」が続いて、不如意である。しかしながら糟糠の妻の誕生日に何もしないとあれば、毎夜の晩酌もコソコソとなり、酒が不味い。とりあえず「成城石井」で、ワインを三本と、花屋で小さなお祝いの花を買った。「残金は、もう十円もない 明日も雨か」(残刑は十年もある 明日も雪か)。と野村先生の句を自虐的にちゃかした。
花屋に寄った時に、ふと啄木の『一握の砂』の中の歌がよぎった。「友がみな 我よりえらく見ゆる日よ 花を買い来て妻としたしむ」。お陰様で、夜は、酔狂亭で、コソコソせずに飲めた。 

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大吼出版三十五周年記念。

2016-06-21 13:20:12 | 日記
六月十九日(日)晴れ。

大吼出版の三十五周年のお祝いが、靖国神社にある靖国会館にて行われるので東京行き。境内の蕎麦屋で大熊雄次氏と待ち合わせた。吉本将誠氏や長谷川光良氏などの旧知と会う。

一時開会。挨拶に立った民族革新会議の犬塚博英議長が、「大行社の初代会長であった清水行之助先生は、若い頃に北一輝の秘書をしていたが、その後袂を分かち、大川周明の所に行った。二・二六事件で刑死した西田税は当初大川周明に私淑していたが、その後、北一輝の元に行き、北と共に二・二六事件に連座して刑死している。人の縁とは不思議なものである」というような話をなされた。犬塚議長にはいつも勉強させて頂く。

宴席も、親しい人たちばかりで、あっという間に終了。外に出てもまだ陽が高い。義勇軍の清和崇氏を拉致して、大熊氏と共に御徒町の駅前の「赤池」にて腰を据える。一時間ほど飲んで帰ろうと思ったら、大熊氏が、まっまっまっ。もう一軒と、「赤池」の前の店に転戦。大熊氏にお礼を言って清和氏と京浜東北で帰宅。電車に乗った瞬間から爆睡。横浜で降りるはずが、乗り越して桜木町へ。地下鉄に乗り換えたが、ボーとしていたせいか、反対方向に乗ってしまい、また横浜に戻ってしまった。自分を罵り、蒔田駅着。清和氏と別れて、ヘロヘロで帰宅。

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