白雲去来

蜷川正大の日々是口実

『ねこのまちがいさがし」。

2023-08-23 13:38:39 | 日記

8月21日(月)晴れ。

朝食は抜いた。昼は、久しぶりにインスタントラーメン。夜は、社友からの頂き物の、人参、トウモロコシを使って酢豚、トウモロコシと小エビの天ぷら、お好み焼き。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

最近、物忘れが激しいと、家族の前で言ったら、昨夜、帰宅するとテーブルに『ねこのまちがいさがし』(文響社)という本が置いてあった。?マークが3つほど。どうやら上の子供が私のために買って来てくれたらしい。表紙を見ると「記憶力」「集中力」「注意力」「判断力」「想起力」「空間認知力」がみるみるアップ。とあった。二枚のネコの写真の中の5つの間違いを一分で探すのだが、これがかなり難しい。酒も入っていたせいもあり、二、三頁挑戦したが、どれも5つを探せなかった。本当に呆けているのかと心配になった。少し、トレーニングします。喜んでよいのか、情けないのか良く分からん。

やはり、子供が私のために定期購読をしてくれているディアゴスティーニの「ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション」の第16集と17集も届いていた。第16集はソウルフルなギタリストのグラント・グリーン。17集は、トランペットのケニー・ドーハム。お二人とも初めて聞く名だが、「ベスト・ジャズコレクション」というだけにハズレがない。

 


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カサブランカ。

2023-08-21 17:20:54 | 日記

8月20日(日)晴れ。

夕方、志村馨君や松本佳展君夫妻らと待ち合わせて、横浜駅西口のライブハウス「サムズアップ」にての「THE ALXY」というバンドのライブに行く。お世話になっている野呂道秀さんのお誘い。会場で、渡邉淳司氏や知った方と何人かご挨拶。バンドは、ロックンロールやオールディーズの曲がほとんどで、私みたいな年寄りも、知っている曲が多くて飽きなかった。10時に解散。

我が家にあるレザーディスク。ほとんど使用しないので事務所に置きっぱなしにしていたが、ふと、思い立って自宅に持ってきた。専用のディスクは30枚ほど、その中には、亡くなられた『不良ノート』の作家、百瀬博教さんから頂いた『ゴッドファザー』の「完全版」や、オードリーヘップバーンの主演映画、東映の『月光仮面』、ハンフリー・ボガードの有名な『カサブランカ』などあって懐かしく、久しぶりに『カサブランカ』を観た。見終わった後に、もう30年も前に野村先生のお供で旅したモロッコの最終地、カサブランカのことが浮かび、思い出に浸った。

カサブランカにあるホテル、ハイアット・リージェンシーにあるバー「カサブランカ」。バーテンさんが、昔のモロッコの警察官?の格好をしていて、ウエイターがトレンチコートにハットをかぶってボギーを気取っている。本当に映画のように黒人のピアノ弾きがいた。チップをはずんで「時の過ぎ行くままに」をリクエストしたら、ピアノマンが「ジャパニーズ」と聞くので、「イエス」と答えたら、「スペシャルリクエスト」だと言って、何と「上を向いて歩こう」を演奏した。イントロが中国的で、旅の感傷がいっぺんに醒めた。いつか「君の瞳に乾杯」なんて気障な台詞を海外のおしゃれなバーで言ってみたいものだ。※バー「カサブランカ」にて。

 


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終戦の日のこと。

2023-08-19 16:57:04 | 日記

8月17日(木)晴れ。

朝食は、ご飯にシラスを入れて醤油で味付けしたおにぎりを2個、ジャガイモの味噌汁。昼は、抜いた。夜は、月に一度の仲良しさんたちとの食事会を野毛の「弥平」にて開催。その後、有志にて「サリーズバー」から「ヒロ」に転戦して帰宅。

終戦の日に靖国神社に行かなくなってから久しい。静かに参拝をしたいと思っているのに、様々な喧騒が耳障り、目障りなので15日ではなく、「みたま祭り」に同志と共に昇殿参拝し、英霊に感謝の誠を捧げるようにしている。私の愛読書である『戦藻録』(せんそうろく)は、海軍中将の宇垣纏が記した陣中日誌。副題は「大東亜戦争秘記」。 日本海軍作戦の第一級史的資料であり、戦争文学とも見られている。その『戦藻録』は昭和20年8月15日で終わっている。以下、引用してみる。

外国放送は帝国の無条件降伏と正午陛下の直接放送あるを報じたり。ここにおいて当基地所在の彗星特攻五機(実際は11機)に至急準備を命じ、本職直率の下沖縄艦船に特攻突入を決す。正午君が代に続いて天皇陛下御自ら御放送遊ばさる。ラジオの状態悪く、畏れ多くも御内容を明にするを得ざりしも大体は拝察して誠に恐懼(きょうく・恐れかしこまること)これ以上のことなし。親任を受けたる股肱の軍人として本日この悲運に会す。慚愧これにごとくものなし。嗚呼!(中略)顧みれば大命を拝してよりここに六ヵ月、直接のその麾下(きか・ある人の指揮下にあること)及び指揮下各部隊の血戦努力については今さら呶呶(どど・くどくど言うこと)を要せず、指揮官として誠に感謝のほかなし。また陸軍航空部隊及び在台湾海軍航空部隊との協同も全きを得たるを懌(よろこ)ぶ。

事ここに至る原因については種々あり、自らの責また軽しとせざるも、大観すればこれ国力の相異なり。独り軍人たるのみならず帝国臣民たるもの今後に起こるべき万難に抗し、ますます大和魂を振り起こし皇国の再建に最善を尽くし、将来必ずやこの報復を完うせんことを望む。余また楠公精神を以て永久に尽くすところあるを期す。一六〇〇幕僚集合、別盃を待ちあり。これにて本戦藻録の頁を閉ず。

終戦の日に部下を道連れに特攻を行った宇垣の評価は様々であるが、彼が記した『戦藻録』が、先の大戦の第一級の資料であることに異論はないだろう。8月15日は、静かに『戦藻録』に目を通す。


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処暑は暑さがやむ、という意味だが。

2023-08-18 16:12:19 | 日記

8月16日(水)曇り時々雨。

食欲がなく朝食を抜いた。昼は、久しぶりに「CoCo壱番屋」で、コロッケカレー。夜は、「大ちゃん」のから揚げ、コールスローサラダ、焼きそば。珍しく350mの缶ビール3本のみで終了。ぼんやりしながら「家電サムライ」という映画をみた。

今月の23日は「処暑」。中国の二十四季節の一つである。立秋より十六日目。処暑では、暑気がやむという意味で、この頃になるとさすがに熱さも峠を越すと言われているが、今年も、そうあって欲しいものだ。連日三十度を超える暑さ、体がもたん。先日の台風7号は、各地に深刻な被害を与えたが、処暑の頃は二百十日・二百二十日とともに台風襲来の特異日とされている。ちなみに弘安四年(1281)の八月二十三日は、前夜から吹き荒れた「神風」によって、来襲した蒙古の軍船がことごとく海に沈んだ記念すべき日である。

鎌倉期、蒙古(現モンゴル国)の 国王・「フビライ」は、大軍をもって日本に襲 来したが失敗した。翌年の建治元年(一二七五年)今度は、五人の国使を日本に送り 降伏を要求してきたが、しかし時の鎌倉幕府はこれを拒否 、国使 五人を九月七日、龍ノ口刑場で処刑し、死骸を江ノ電の「江ノ島駅」の裏にある常立寺に埋葬したという。ここに五基の五輪塔が建てられ「五人塚」、あるいは「元使塚」と呼ばれている。(以下は、どなたかの「常立寺」からのコピペです)
元使とは、元(現在のモンゴル)から派遣された特使のこと。歴史で有名な元寇(文永、弘安の役)の際に、元の皇帝からの国書(降伏勧告)を持って、日本に来ましたが、スパイ容疑をかけられて時の鎌倉幕府の執権北条時宗により、龍口刑場(現在の龍口寺のある場所)で処刑されました。
元使構成員は、杜世忠(モンゴル人)はじめ、イスラム、中国(2名)、通訳の高麗人の5名でした。正使:杜世忠(34歳・蒙古人) 副使:何文著(38歳・唐人) 計議官:撤都魯丁(32歳・ウイグル人)  書状官:果(32歳・ウイグル人) 通訳:徐賛(32歳・高麗国人)皆、30代の若さです。
石碑には「杜世忠」の辞世の句『出門妻子贈寒衣 問我西行幾日帰 来時儻佩黄金印 莫見蘇秦不下機』 が刻まれています。

 門を出ずるに妻子は寒衣を贈り
 我に問う、西行幾日にして帰ると
 来る時もし黄金の印を帯びたれば
 蘇奏を見て機を下らざるなかれと

 


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桜応援団の皆さんとの暑気払い。

2023-08-15 13:07:36 | 日記

8月12日(土)晴れ。

情けないことに二日酔いである。昨日、千葉県は市川の某所で、10月の19日に開催する、野村先生の追悼30年祭「群青忌」の打ち合わせ会を行った。案内状、追悼のDVD、会場の設営などこまごまとしたことを決め、9月の前半には、すべてを製作するつもり。会議の後は、直会。これが楽しみである。いつもは蕎麦さんで行うが、今回は町中華。中々美味しかった。そして、いい雰囲気のBERへ転戦してから、松本佳展君夫妻に送って頂き帰宅。社友会代表のO氏に感謝である。帰宅後、すぐ眠れば良いものを、録画したテレビを見ながら、また一杯やってしまった。情けない。「歳を考えなさい」とは天の声。

午後から、保土谷駅で志村馨君と待ち合わせて東京行き。午後三時から有楽町の駅前にて「桜応援団」による「拉致被害者奪還・街頭署名」が行われている。その運動に、群青の会の大熊雄次氏が応援参加している。5時に終了して、6時より銀座の松屋の屋上のビヤガーデンにて「桜応援団」の皆さんの打ち上げと暑気払いがあり、私と志村馨君が参加。後から大熊氏が合流。

増元照明さんや近藤誠氏など桜応援団の方々と楽しいひとときを過ごした。いつも思うのだが、北朝鮮に拉致された被害者の方々の奪還を難しくしているものは、幾つかあるが、一番は「国民の無関心」であると思う。そういった意味では、桜応援団の皆さんの毎月の街頭署名活動には頭が下がる。ご苦労様でした。

 


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