将棋キャリアについて書いたときにもいいましたが,現在の僕はどちらかといえば自分で将棋を指す将棋ファンというよりも,プロの将棋を観戦して楽しむ将棋ファンです。そういうわけもあって,僕は基本的にすべてのプロ棋士を応援しています。数多くの面白い将棋を見たいからです。
しかし,そうはいってもやはり,どうしても特別に応援したくなったり,ほかの人より一層の期待をしてしまう棋士というのが出てきます。実は,先日の王位戦で初のタイトルを獲得した深浦康市王位は,僕がとくに応援している棋士のひとりなのです。僕が深浦王位を応援している理由は,順位戦という根幹の棋戦で,多くの悲劇を経験しているからです。
深浦王位は1991年10月に四段昇進。1992年度から順位戦に参加しました。3年目の1994年,C級2組9位で9勝1敗。しかし順位の差で頭ハネをくらい,昇級できませんでした。
そもそも,10戦して9勝した棋士が昇級できないなどというのは,制度に欠陥があるわけです。僕は現在の順位戦制度などは改善するどころか廃止すべきくらいに思っていますが,そこまでいわないにしても,特例を設けるとか,人数に応じて対局数を増やすとかはできるわけで,現在でもこれを放置しているのは将棋連盟の怠慢であると思っています。
その後,1997年に3位で8勝2敗でC級1組に昇級を果たすと,このクラスは9勝1敗で1年で通過。翌1999年,B級2組でも9勝1敗の星を上げましたが,またも頭ハネをくらって昇級できませんでした。9勝1敗で順位戦を昇級できなかった棋士はほかにもいますが,2度も経験しているのは深浦王位だけです。
B2は3年,B1は2年で2004年にA級昇級。4勝5敗とまずまずの成績でしたが今度は順位の差で降級。深浦王位自身,辛いものがあったと回顧していますが1年でA級復帰。しかし昨年も4勝5敗の成績を上げたものの順位の差で降級となってしましました。
現在,B級1組で3勝1敗。全勝がふたりいますが対戦を残しているので自力です。ぜひまた1年でA級に復帰し,今後はA級に定着してほしいと思っています。
明日はスプリンターズステークスです。レベルが高いとはいえず,まったく自信がありませんが一応はサンアディユ◎。スズカフェニックス○とプリサイスマシーン▲を相手に,メイショウボーラー△,ペールギュント△あたりも。
また,取手記念は決勝です。並びは武田-神山-伊藤の茨城栃木,永井-富永の中部,佐々木-小倉の四国と,残った村上に山田で4分戦。地元ですしラインの長さを生かして武田選手。
無限であるものは属性であるという命題について,自己の類において無限であるという本性を有するものは属性だけである,と理解することによって,属性の場合の問題はこれで解決されたといっていいように思います。そこで再び,無限様態の問題に話を戻して,これを考えていきます。
無限様態の命題文と無限であるものの関係からして,無限様態が無限であるものによって限定されてしまうというのがこの問題ですが,このうち,無限様態が,絶対に無限である神によって限定されるということに関しては,おそらくそれほど問題にならないであろうと僕は考えています。というのは,その原因がそれ自身の本性にあるのか,それ自身の原因にあるのかという点に相違はあるとしても,属性も無限様態も自己の類において無限であるといわれるわけですが,自己の類において無限であるものが,絶対に無限なものによって限定あるいは否定されるということは,第一部定義六説明の内容からして,スピノザ自身も認めているように思うからです。ただ,自己の類において無限なものが,絶対に無限なものによって限定されるからといって,それが有限であるといわれないのは,第一部定義二により,同じ属性に属するほかのものによって限定されるものだけが有限であるといわれるからにほかなりません。したがって,自己の類において無限なものが,絶対に無限なもの,すなわち神によって限定されるとしても,これは不思議ではなく,よって,無限様態が神によって限定されることについては,これ以上はとくに考察を深める必要がないものと思います。
しかし,そうはいってもやはり,どうしても特別に応援したくなったり,ほかの人より一層の期待をしてしまう棋士というのが出てきます。実は,先日の王位戦で初のタイトルを獲得した深浦康市王位は,僕がとくに応援している棋士のひとりなのです。僕が深浦王位を応援している理由は,順位戦という根幹の棋戦で,多くの悲劇を経験しているからです。
深浦王位は1991年10月に四段昇進。1992年度から順位戦に参加しました。3年目の1994年,C級2組9位で9勝1敗。しかし順位の差で頭ハネをくらい,昇級できませんでした。
そもそも,10戦して9勝した棋士が昇級できないなどというのは,制度に欠陥があるわけです。僕は現在の順位戦制度などは改善するどころか廃止すべきくらいに思っていますが,そこまでいわないにしても,特例を設けるとか,人数に応じて対局数を増やすとかはできるわけで,現在でもこれを放置しているのは将棋連盟の怠慢であると思っています。
その後,1997年に3位で8勝2敗でC級1組に昇級を果たすと,このクラスは9勝1敗で1年で通過。翌1999年,B級2組でも9勝1敗の星を上げましたが,またも頭ハネをくらって昇級できませんでした。9勝1敗で順位戦を昇級できなかった棋士はほかにもいますが,2度も経験しているのは深浦王位だけです。
B2は3年,B1は2年で2004年にA級昇級。4勝5敗とまずまずの成績でしたが今度は順位の差で降級。深浦王位自身,辛いものがあったと回顧していますが1年でA級復帰。しかし昨年も4勝5敗の成績を上げたものの順位の差で降級となってしましました。
現在,B級1組で3勝1敗。全勝がふたりいますが対戦を残しているので自力です。ぜひまた1年でA級に復帰し,今後はA級に定着してほしいと思っています。
明日はスプリンターズステークスです。レベルが高いとはいえず,まったく自信がありませんが一応はサンアディユ◎。スズカフェニックス○とプリサイスマシーン▲を相手に,メイショウボーラー△,ペールギュント△あたりも。
また,取手記念は決勝です。並びは武田-神山-伊藤の茨城栃木,永井-富永の中部,佐々木-小倉の四国と,残った村上に山田で4分戦。地元ですしラインの長さを生かして武田選手。
無限であるものは属性であるという命題について,自己の類において無限であるという本性を有するものは属性だけである,と理解することによって,属性の場合の問題はこれで解決されたといっていいように思います。そこで再び,無限様態の問題に話を戻して,これを考えていきます。
無限様態の命題文と無限であるものの関係からして,無限様態が無限であるものによって限定されてしまうというのがこの問題ですが,このうち,無限様態が,絶対に無限である神によって限定されるということに関しては,おそらくそれほど問題にならないであろうと僕は考えています。というのは,その原因がそれ自身の本性にあるのか,それ自身の原因にあるのかという点に相違はあるとしても,属性も無限様態も自己の類において無限であるといわれるわけですが,自己の類において無限であるものが,絶対に無限なものによって限定あるいは否定されるということは,第一部定義六説明の内容からして,スピノザ自身も認めているように思うからです。ただ,自己の類において無限なものが,絶対に無限なものによって限定されるからといって,それが有限であるといわれないのは,第一部定義二により,同じ属性に属するほかのものによって限定されるものだけが有限であるといわれるからにほかなりません。したがって,自己の類において無限なものが,絶対に無限なもの,すなわち神によって限定されるとしても,これは不思議ではなく,よって,無限様態が神によって限定されることについては,これ以上はとくに考察を深める必要がないものと思います。