今年最後のGⅠとなる競輪祭は,勤労感謝の日に決勝が争われました。
並びは平原に有坂,海老根に斉藤,浅井ー永井ー加藤ー山田の中部で,坂本は単騎。
海老根も窺いましたが平原がSを取っての前受け。海老根が3番手,5番手に坂本が入り,浅井が後方の周回。
浅井は残り2周のホームから上がっていき,そのままバックで平原を叩いてカマシ先行の形。平原は引かずに流れだったと思いますが3番手のインで粘り,ホームでは加藤をどかしてこの位置を奪いました。バックに入ると永井が早くも番手捲り。後方になった海老根も捲ってきましたが,平原もこれに合わせるようにうまく発進。捲り両車の争いは平原が制して優勝。海老根が2着で海老根マークの形になった坂本が3着。
優勝した埼玉の平原康多選手は6月の高松宮記念杯に続くGⅠ2勝目でビッグ3勝目。もっとも高松宮記念杯のときは取らせてもらったという印象も残り,今回は自ら掴み取ったというところ。それだけ価値も高いように感じます。うまく3番手を取れたのが勝因。コンスタントにビッグでも決勝に進出していて,現在の競輪界で最も安定して走れる選手なのではないかと思います。
新聞を読むようになって,ある程度までは時間を潰せるようになりました。しかし検査も糖尿病教室もない日などは,午後になればやはり暇を感じてしまうようになります。まあ,土曜と日曜は中央競馬を開催していて,競馬中継を見ていればいいわけですが,平日で何もない日というのはとくに暇。それから夜,夕食が終わってから消灯になるまでの時間は,テレビも見たいと思うような番組がいつもいつもあるとは限りません。そして朝,目が覚めてから朝食までの間は,まだ病室では眠っている患者もいましたから,テレビを見るというのも音を出すだけに気が引けるところがあり,やはり時間を持て余し気味でした。
そこで,やはり本を読むのがいいのだろうと思ったのですが,僕の読書というのはきわめてその範囲が限定されています。すでにお話したように5階にはミニ図書館もあって,本を借りるということもできたのですが,一通り見回してみても,借りてまで読みたくなる本は残念ながら皆無でした。そこで母に頼み,『異端の系譜』と『エチカ』を持ってきてもらい,これを読むことにしました。これが10日のことです。
『異端の系譜』はその当時,再読の途中だったもの。僕は読書の範囲が狭いということもあり,異なった本をたくさん読むよりも,同じ本を何度も読むというケースの方が多く,この本もそれでした。もうかなりの部分は再読し終えていたので,退院前に残りの部分はすべて読んでしまいましたが,幸いなことにといえるかどうかは分かりませんが,この本はスピノザ関係の書物の中で僕が所有しているものでは最も分厚いもの。それで,気になるところをまた読み返したりして,病院での空いた時間を過ごすことができました。僕は家とか職場での昼休みなどに読書することもありますが,ほとんどの読書時間というのは電車の中。そういう意味ではこれだけ多くの時間を読書に割いたのは,たぶん学生時代以降では初めてだったのではないかと思います。
並びは平原に有坂,海老根に斉藤,浅井ー永井ー加藤ー山田の中部で,坂本は単騎。
海老根も窺いましたが平原がSを取っての前受け。海老根が3番手,5番手に坂本が入り,浅井が後方の周回。
浅井は残り2周のホームから上がっていき,そのままバックで平原を叩いてカマシ先行の形。平原は引かずに流れだったと思いますが3番手のインで粘り,ホームでは加藤をどかしてこの位置を奪いました。バックに入ると永井が早くも番手捲り。後方になった海老根も捲ってきましたが,平原もこれに合わせるようにうまく発進。捲り両車の争いは平原が制して優勝。海老根が2着で海老根マークの形になった坂本が3着。
優勝した埼玉の平原康多選手は6月の高松宮記念杯に続くGⅠ2勝目でビッグ3勝目。もっとも高松宮記念杯のときは取らせてもらったという印象も残り,今回は自ら掴み取ったというところ。それだけ価値も高いように感じます。うまく3番手を取れたのが勝因。コンスタントにビッグでも決勝に進出していて,現在の競輪界で最も安定して走れる選手なのではないかと思います。
新聞を読むようになって,ある程度までは時間を潰せるようになりました。しかし検査も糖尿病教室もない日などは,午後になればやはり暇を感じてしまうようになります。まあ,土曜と日曜は中央競馬を開催していて,競馬中継を見ていればいいわけですが,平日で何もない日というのはとくに暇。それから夜,夕食が終わってから消灯になるまでの時間は,テレビも見たいと思うような番組がいつもいつもあるとは限りません。そして朝,目が覚めてから朝食までの間は,まだ病室では眠っている患者もいましたから,テレビを見るというのも音を出すだけに気が引けるところがあり,やはり時間を持て余し気味でした。
そこで,やはり本を読むのがいいのだろうと思ったのですが,僕の読書というのはきわめてその範囲が限定されています。すでにお話したように5階にはミニ図書館もあって,本を借りるということもできたのですが,一通り見回してみても,借りてまで読みたくなる本は残念ながら皆無でした。そこで母に頼み,『異端の系譜』と『エチカ』を持ってきてもらい,これを読むことにしました。これが10日のことです。
『異端の系譜』はその当時,再読の途中だったもの。僕は読書の範囲が狭いということもあり,異なった本をたくさん読むよりも,同じ本を何度も読むというケースの方が多く,この本もそれでした。もうかなりの部分は再読し終えていたので,退院前に残りの部分はすべて読んでしまいましたが,幸いなことにといえるかどうかは分かりませんが,この本はスピノザ関係の書物の中で僕が所有しているものでは最も分厚いもの。それで,気になるところをまた読み返したりして,病院での空いた時間を過ごすことができました。僕は家とか職場での昼休みなどに読書することもありますが,ほとんどの読書時間というのは電車の中。そういう意味ではこれだけ多くの時間を読書に割いたのは,たぶん学生時代以降では初めてだったのではないかと思います。