スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

日本シリーズ&喉のエコー

2009-11-28 23:21:04 | 将棋
 第30回将棋日本シリーズ決勝は,深浦康市王位と谷川浩司九段の間で,22日に東京ビッグサイトで戦われました。この日まで,深浦王位が11勝,谷川九段が10勝。
 後手の深浦王位の横歩取り8五飛に先手の新山崎流。王座戦第三局とは異なり,後手が飛車交換を拒否し,先手は2枚の桂馬を勢いよく跳ね出していきました。
           
 ここで先手は▲2七飛と引きました。この局面では,△3六歩と垂らされたときに,▲3八歩と受けなくてもよいようにという判断だったと思いますが,この将棋はこの3段目の飛車というのがこの後に妙に関係してきます。
 この後,桂馬の交換などがあり,20手ほど進んで第2図。
           
 飛車取りに桂を打たれたので,一旦は2六に浮いた飛車を再び引いて成桂に当てたところ。ここから△5六成桂に待望の▲8一歩成。空中戦の場合,あまり駒得は関係ないケースもありますが,この将棋の場合はどうもこれで先手がリードを奪ったようです。この後は得した桂馬もうまく使って攻めた先手の勝ちになりました。その投了図が下図。
           
 △6七成桂▲同銀△同成銀には▲同飛と取って大丈夫。最後まで3段目の飛車が先手にとってうまく機能した一局でした。
 谷川九段が12年ぶり6度目の日本シリーズ優勝。実は今期は出場権を失っていたのですが,渡辺明竜王の対局直前に竜王の家族がインフルエンザに感染。公開対局という性質上,出場辞退となり,繰り上がっての出場でした。渡辺竜王は日本シリーズ未勝利で,棋戦の相性というのはこうした運まで左右してしまうのかもしれません。

 入院中の最後の検査は,19日に行われました。
 そのときは僕は別にどうとも思わなかったのですが,今からよくよく考えてみると,これは少し変な話のようにも思えます。というのは,ごく一般的に考えてみれば,入院患者というのは,検査を重ねていって,それで異常がなくなって,初めて退院するというものではないでしょうか。ところが僕の場合には,すでに20日,すなわちこの検査の翌日には退院することが決定していたのです。というか,そもそも退院の予定日というのを知らされたのが8日ですから,これは実に早かったということもできそうです。もちろんこうしたことは,どういう病気に罹患しているのかということと大きく関係してくるわけですから,糖尿病患者の場合には,むしろこうした方法の方が一般的なのかもしれません。また,この病院は,原則的には救急患者専用の病院ですから,長期間にわたって入院するということは,基本的にできなかったということもあります。
 この日もふたつの検査がありました。16日の検査と同様,1階の中央検査室を利用してのもの。この前と同様に,何時から始まるのか分かりませんでしたが,これは月曜ですから介助入浴の日で,どちらにしてもシャワーは浴びられません。気長に待っていたのですが,昼食が終わってもなかなか呼ばれることがなく,ようやく検査開始となったのは午後2時半を回ってからでした。
 まず先に行われたのが喉のエコー検査。腹部のエコー検査と同時にできなかったのかとも思うのですが,あるいはエコー検査というのは,検査する部位によって担当の技師が代わるのかもしれません。検査の方法自体は腹部とまったく変わらないわけですから僕としても慣れたもの。喉という部位の特性上,少々のくすぐったさこそ感じたものの,時間的にいえば,やはり診察する範囲が狭くなっていますから,腹部よりは短時間で終わりました。
 なお,この検査もとくに糖尿病の治療と関係していたわけではなく,すべての入院患者を対象に実施されていたものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする