スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

霧島酒造杯女流王将戦&介護保険判定

2010-12-03 19:05:10 | 将棋
 タイトルの行方が決定する第32期霧島酒造杯女流王将戦三番勝負第三局は11月27日に放映されました。第二局の直後の対局。
 振駒で先手となった清水市代女流王将は第二局を踏襲する3手目☗6八玉。里見香奈女流名人も四間飛車から3筋の位を取って石田流に組み替え,先手が棒金から抑え込みを目指すという,第二局によく似た戦型に。先手は第二局の反省から,角交換を拒否しました。
                         
 跳ね出した2五の桂馬を確実に取りにいく指し方もあったのですが,先手はさらに欲張ったのがこの局面。しかし結果的にはこれがよくなく,ここはすでに先手の構想に穴があいてしまっていたようです。後手は☖4七歩と歩の手筋。単に☖3七金だとたとえば☗2六飛で後続がありませんが,この場合はと金ができます。☗同銀ではそれこそ☖3七金が厳しいので☗4五銀と逃げましたが,今度は☖3六歩。このまま3七に成られてはひどいので☗同銀ですが一歩を損した代わりに手番を握り,☖3七金が実現。☗2六飛☖3六金☗同飛に☖4八歩成(第2図)が実現しました。
                         
 食い破った形で後手の方がよいでしょう。ここで☗7七金と先逃げしたのが緩手で☖5八とと交換になり,先手が損をしました。逃げるならたとえば☖4七銀と銀を使わせてからの方がよく,ここは☗2三歩と直接打つか,じっと☗4五歩と突き出しておけば,まだまだ勝負のあやはかなり残っていたようです。
 この後は後手が一方的に攻めきるような展開となり,里見女流名人の勝ち。倉敷藤花も併せて女流三冠に。一方,清水前王将は無冠の六段に転落と,大きく明暗を分ける結果となりました。

 本格的なリハビリが始まったのが15日の月曜日。この日は妹の福祉サービスの更新の手続きというのがありまして,先に区役所に行ってから母の見舞いに行きました。この更新というのは郵送でも可能だったのですが,何かミスがあるといけませんので,あえて窓口まで出向いたもの。実際に1箇所ですが記入ミスがありましたので,わざわざ区役所まで行ってよかったということになります。なお,前にもいったように,磯子区役所と磯子中央病院というのは同じ国道沿いのごく近くにありまして,僕の家から行きますと,区役所の方が少しだけ先にありますから,区役所から病院へは戻るといった感じになります。
 この月曜の時点では,本格的なリハビリがこの日から開始されるということも,またその時間が何時からになるということも僕は知りませんでした。それをこの日に把握しましたので,火曜と水曜はリハビリ時間前に母の見舞いに行きましたが,18日の木曜は別。というのはこの日は介護保険の判定が午後2時から予定されていまして,それに僕も立ち会う必要があったからです。
 この判定に病院まで来たのはふたりでした。ひとりは僕が申請に行ったときに,区役所の窓口で担当になった人。年齢的にはもう少し若かったでしょうが,女優の松たか子さんに似た雰囲気の方でした。母や僕に対する質問というのはほぼこの人が担当しました。もうひとりは,僕の家から最も近い地区センターのケアマネージャー。この人は祖母の判定のときにも立ち会ったようです。したがって母とは以前からの知り合い。実は区役所の方も,母とは知り合いであったようで,が死んだこと,妹が重度知的障害であること,また祖母が有料老人ホームに入所したことなど,すべてを把握していました。
 午後2時というのはちょうどリハビリ開始の時間。というわけで僕への質問以外の判定の調査の大部分は病室ではなく,リハビリ専門の施設内で行われ,1時間弱で終了しました。申請した,というか申請についてN先生に相談したときは母も大変な状況でしたが,この時点ではだいぶ回復していました。判定結果が出るまでには1月半ほどかかるわけですが,この状況ですと要介護の判定が出るのは難しく,出ても要支援になるのではないかと僕自身は予想しているのですが,果たしてどうなるでしょうか。
コメント
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