バカな大人は大衆ウケを狙ってすぐに「命は大切」などと言い出すものだが
それが嘘なのである
自分の「命を大切」にし過ぎるが故に暴力的権力者に服従忖度し その多数による同調迎合によって組織腐敗は進行し 戦争などの破綻へとヒトは陥る最大の原因である
その一方でバカは「特攻隊が命がけで戦ったから今の平和がある」などという支離滅裂なことも言い出すのである
特攻隊は腐敗した当時の軍事政権体制に服従忖度していたに過ぎず むしろ戦争を長引かせて腐敗政権の温存に加担したのであって 何ら平和とは無関係である
それが証拠に特攻隊は戦後に「荒れた」のである
戦後の平和にとって特攻隊は意味がなく 自分達の存在意義を失うことで特攻崩れは「荒れた」のである
「命が大切」などと称して自分の世間的体裁や地位権益を保守してしまうからこそ ヒトは組織腐敗を招いてしまう最大の原因であって それは太平洋戦争時の日本政府も現在のロシアプーチン政権もやっていることは同じである
プーチンは国民からの支持を得ようとして暴力を正当化し 太平洋戦争時の東条英機も講演に奔走して人気集めに走ったのである
ヒトラーだけが演説によって民衆を酔わせたわけではなく 自分達が属する集団への迎合同調 権威への服従忖度によって組織腐敗に結果的に加担することで 戦争のようなバカげた破綻への道程へとヒトという種の生物は陥るものなのである
どうせいつか必ず死ぬ運命であることから逃れられない以上 「人間」として理不尽で非合理な権威体制や多数衆愚には服従しないという選択を自律的に行うことが必要なのであって 安易に「命は大切」などという薄っぺらな平和主義は実際には日和見の推奨に過ぎない
しかし ヒトという種の生物は先天的本能習性として 目先の利己的利益を優先し 多数が同調迎合する権威に服従忖度することに対して安心満足し 「強い指導者」などと称して暴力的腐敗組織体制への安易な服従忖度を正当化したがるものでもある
先天的本能習性の欠陥を補うのは 後天的な論理客観的検証性であり それこそが「人間としての意識」なのであって 主観的気分として不安も恐怖も「ヒトという種の生物」としての先天的本能による情動に過ぎず これは「人間としての意識」ではない
統一教会などの霊感商法や振り込め詐欺が成立してしまうのも 根源的には騙される個人が自分の主観的情動を「自分の意識の本質」だと勘違い錯覚しているからである
情動は選択不可能なものであって 選択不可能な情動に流されているからこそあらゆる嘘やデマと真実との区別がつかなくなるのである
「ヒトには先天的に人間性が組み込まれている」などという科学的根拠のないデマを信じ込んでいた方が衆愚のご機嫌取りになり人気を集めることは簡単だが こうした嘘を見抜くことができないバカの多数決こそが民主主義を「バカ主義」へと陥れてしまうのである
バカは物事の理(ことわり)を理解せず 主観的気分が安心満足できる耳触りの良い話ばかりを信じようとするものである
ヒトという種の生物には そういう先天的な「人間としての欠陥」が組み込まれているからこそ 未だにミャンマーやウクライナやパレスチナで殺し合いが絶えないのである
プーチンや その体制や 体制の支持する国民の大半だけがバカなのではなく そもそもヒトという種の生物そのものの先天的欠陥によってヒトは暴走破綻へと陥るのであって ウクライナ軍がロシア軍に「勝った」としても それは「現場の正義」に過ぎず 「通り魔を死刑にした」のと同様何の根源的「解決」にもならない
アメリカ政府はウサマ:ビンラディン容疑者を問答無用で殺害しておいて「正義の鉄槌を下した」などとオバマ大統領が公言していたが そのアメリカ国内での銃乱射テロは一向に減らず 何の「解決」にもなってはいないのである
「勧善懲悪」などと称して特定個人や団体を糾弾非難しておけば「正義」だと勘違いしているヒトは多いが そういう安易な「正義」で満足している短絡性こそがヒトという種の生物の先天的な頭の悪さに起因するものであり 「刑法懲罰判決で解決」という既存の社会制度の根源的欠陥を放置し続けているヒトの頭の悪さも同様である
太平洋戦争時の日本軍の蛮行は 決して昭和天皇の意向に反するものであったが 戦争という暴力を「正義」だと勘違いすることによって前線では暴力が正当化されてしまうことになる
こうした現象はウクライナ侵攻におけるロシア軍でも見られるものであり あらゆる紛争において普遍的に見られる倫理崩壊は ヒトという種の生物の先天的本能習性が持つあらゆる「人間としての欠陥」に根源的原因がある
日本人も本土空爆によって多数の犠牲が出てから「戦争は良くない」などと言い出したが 本土が無傷の段階では大多数の国民は戦勝報道に酔いしれ 政府のプロパガンダを鵜呑みにし 憲兵によるあらゆる暴力的統制に対して保身のために「命を大切」にしたからこそ無謀で理不尽な戦争を誰も止めることができなかったのである
日本大学にせよ東京電力にせよ あらゆる組織腐敗はヒトの先天的本能習性によって引き起こされるものであり 断じて先天的人間性などという話には科学的根拠が伴わないデマであり 山極寿一を筆頭とする大多数の生物学者共は衆愚を騙す形で人気を集め権威性や金儲けに「成功」しているのである
NHKなどのマスコミも 未だに遺伝的進化が万能で あたかも目的のために選択可能であるかのような「説明」をし続けているが 遺伝的進化というものは全てが「死なずに生き残った」という結果だけであって
環境に適応して繁殖を継続さえしておけば「生物」なのであって 生物に目的もスッタクレも存在しないのである
「目的」とは あくまで人間として論理客観的に「考え」て合理的に導き出されたものであって 断じて先天的本能習性などの情動に流されておけば自動的自然に結果が得られるようなものではない
バクテリアがヒトにまで進化したのも「結果」であって その進化の「結果」ゆえにヒトは論理客観性よりも主観的情動を優先してしまい デマや嘘と真実との区別がつかずに非合理な行動を何度も繰り返し続けているのであり どんなに情動的に「悔やん」でも何一つ問題解決には至らない
遺伝的進化というものは 環境に適応的でない個体の全てが死滅し 適応できなかったあらゆる種の絶滅によって引き起こされる過酷な自然現象に過ぎず 遺伝的進化を万能だと勘違いして「自分は先天的に人間性が組み込まれているんだわ」などと勝手に満足して非科学的デマを信じ込んでいることが結果的に社会的無責任であることには誰も気づかないのである
本当に「過去から学ぶ」ために必要なのは 過去の出来事から何が根源的原因なのかを論理客観的に見極める必要がある
にも関わらずヒトは過去の過ちを気分的に「悔やんだ」だけで「反省」だと勘違いし 何ら原因も理解しないまま 何が間違いなのかも識別できずに「命は大切」などという利己的保身のための日和見解釈が可能なデマを鵜呑みにして大多数の衆愚迎合に満足するのである
バカは自律的には何も判断せず 根拠のないレッテルや評価を鵜呑みにするだけである だからバカが治らず 真実と嘘やデマの見分けがつかず バカげた事象の繰り返しが一向に終わらないのである
Ende;