弘中綾香って犬嫌いなんだそうで その理由をコラムに綴っていた
私が親と一緒にいる時には吠えないのに、私がゆかちゃんといる時や、一人の時だけここぞとばかりに吠えてくるという点だ。飼い主や大人にはクンクンとすり寄っているクセに、自分より弱い子どもには力まかせに向かってくる。瞬時に自分より格上か格下かを見極めて、態度を変えているのだ!犬というのは先天的な社会形成習性があるため 「格上か格下か」という順位序列への異常なまでの執着心がある
犬は相手が自分よりも格上か格下かのどちらかであるかを決めておかなければ不安で仕方ない
そういう先天的な習性が犬のケダモノとしての卑劣さの源となっているのである
順位序列への意識(無意識的行動バイアス)というものは犬に限ったことではなく ヒトにおいても同様の行動習性が見られ イジメやヘイトスピーチなどの差別行動につながっている
学級内カースト(ヒエラルキー)などというものが形成されてしまうのも 順位序列への執着(中毒)が作り出すものであり 一種の錯覚のようなものに過ぎない
また 必要以上に自分を格上扱いされることを求めることによって 承認欲求というものも生ずるのである
生物学上では「社会性」と呼ばれる先天的な社会形成習性であるが これはヒトがヒトにまで進化する以前から先天的に組み込まれているものであり 故にヒト以外のイヌやハダカデバネズミなど多くの哺乳類にも見られるもので 「社会性」とは言っても人間性を伴うものではなく むしろ動物的な野蛮さの原因となることも非常に多い
承認欲求や序列への異常執着は 自律的な理想に対する純粋な探究心を見えなくさせ それは社会的責任行動選択能力も喪失させる原因ともなる
服従という先天的習性の危険性というものは スタンレー:ミルグラムによる服従心理実験によって科学的に立証されており この実験自体は被験者を騙すことによってヒトの本性を暴き出すという側面があるものの 被験者によっては素直に「自律的な判断の重要性を改めて認識した」と述べている者もいる
ヒトは権威を盲目的に信頼し服従しておいた方が先天的に「楽」であるため 権威という「服従対象」そのものにまで科学的根拠が存在するものだと勘違いしており この盲目性こそが科学や哲学という論理的な真理の追求性を喪失させてしまうのである
出典:弘中綾香 純度100% Hanako
かわいい(個人の感想です)
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