時折 先の信号が赤なのにアクセル全開で停止線に詰めようとするバカがいる
アクセルを踏み込んで加速すれば 気分的には急いだような主観的感覚にはなるのかも知れないが
それは確実に錯覚である
信号の変わり目で黄色信号を無視して加速して交差点を突っ切る奴もおるが
その信号を一つパスできたことによる時間短縮は1分にも満たない
赤信号で待たされていると 必要以上に損をしているような感覚にはなるのだが
実生活で数分を競うような生活なんぞ誰もしていないのである
そんな分単位での無駄を省くような生活をしている奴などおらず だいたいはコンビニで漫画読んだりクソゲーだのティックトックで暇潰しをしているものである
暇なのか 急いでいるのか よくよく考えれば「急いでいる」のではなくて「焦っている」か「慌てている」だけであり 主観的感覚によって促されている錯覚に過ぎない
気持ちに余裕がないため 赤信号で止まらされていることにもイライラしてしまう
時間に余裕がないのではなく 気持ちという主観的感覚や感情の方に余裕がない
漫画だのクソゲーだのティックトックで暇を潰すことが 本当に人生にとって「得」なのか よくよく考えれば何の得にもなっていないのである
学力偏差値競争に煽られて 大学の入学試験に合格したところで ニーチェだのカントの内容に論理客観的根拠が伴っていないことには誰も気づかぬバカしかおらぬ
進化生物学上の「生存戦略」という誤謬についても 学生の誰も指摘することはできない
挙げ句の果てに東大医学部の学生が地下鉄に毒ガスを撒き散らし 東京電力の原発安全担当者は40年間一度もアイソレーションコンデンサー(緊急炉心冷却装置)の試験運転をしなかった
上司の言いなりになって 個人が自律的な社会的責任を一切負わないことによって 組織に迎合し続けることの利己的利益の方を優先することによって あらゆる組織腐敗は進行するのである
ビッグモーターだろうが日本大学田中英寿理事体制だろうがプーチン政権だろうがナチス政権だろうが東条英機内閣だろうが 組織腐敗を作り出すのは組織を構成する個人の自律的な社会的責任の欠如によるものである
自律的な社会的責任を放棄する本能習性を無視し 自らが所属する組織集団の利益を優先することを「社会性」などと形容していた無責任を「多数によって薄まる」と勘違いしている無数のバカによって 問題の本質を「なかったこと」にしているのである
「だって京都大学の学長ガー」だの「だって東京大学名誉教授ガー」といった屁理屈や言い逃れは通用しない
そもそも松沢哲郎が「チンパンジーの習性から人間としての社会性を立証できるかも知れない」などと言い出したのも 私が「生物学上の社会性は人間としての社会性とは別物である」という主張に対する反証の試みであり 実際には何一つ反証することのできない非科学的「デマ」であった
その「デマ」を マスコミは「できたら素晴らしい」などと口を揃えて称賛し 何の根拠もない文化功労賞を「業績」だと報道したのである
NHKもそれを一度たりとも訂正すらしていない
にも関わらず官邸内の「ぶら下がり」取材での農水相の言い間違いをいつまでも擦り倒して正義だと倒錯しているのである
それで「信頼できるメディア」だの「公平中立」だと標榜している
脳みそ壊れているだろ
一体なんの「つもり」だ?
目先の個人攻撃ばかりに視聴者を誘導し 多数大衆の頭の悪さには一切触れずに「なかったこと」にしているから問題の本質を見失うのである
Ende;