書き逃げアンドロイド。

副交感神経が優位になるような写真が好き。

ラジコンカーシャーシいろいろ。

2011年06月03日 21時56分04秒 | 日記
 何年か前からラジコンカーでのドリフト走行が流行っているらしい。

 昔田宮模型のハマーM1025のラジコン走らせてたことがあるので、興味があって調べてみた。

 とりあえずは田宮模型中心でご紹介。

 これはDF03Raっていうシャーシで、一般的なツーリングカーとは異なりオフロードバギーモデルをツーリングカーサイズに仕立て直したモデル。元となるモデルがツーリングカーとはホイールベースが異なるので、後ろのドライブシャフトが斜めについていて、ちょっとこじつけ的な感じ。

 元のモデルがこれ。


 ツーリングカーのシャーシは物凄く種類があって、ドリフト初心者向けに推奨されていたのがTT01ってモデル。

 んで、上の部分に補強が入ったモデルがこちら。

 このTT01っていうのはシャフトドライブで前の車輪に駆動力を伝える形式で、ギヤとかが密閉されているので故障とかが少なさそうな感じ。

 次が最新のTA06ってモデル。

 こちらはTT01とかと違ってベルトドライブで、ギヤとか密閉されていないので、砂とかギヤに噛み込んでしまいそうで、走らせる場所を選びそうな感じ。一応ギヤにカバーが付いているのだけど、指が触れて危険だから付いているだけみたいで、あんまり砂とかは防げないと思う。ベルトドライブ形式というのはツーリングカーでは一般的らしいんだけど、サーキット以外で走らせるとなると結構砂を撒き散らすことになるので、競技会とかを目的としていないならシャフトドライブ形式の方がいいかもね。


 んで、TA06の前のモデルがTA05

 こちらは最新ではないだけに、既にいろいろなバリエーションがある。

 フロントサスペンションをリンク式にして、まるでF1みたいになっている。何か意味があるのかな。多分ハッタリだと思うんだけどね。

 これはドリフトモデル。これを買い求める人っていうのは性能よりも見た目の格好良さを追求する傾向があるので、何だかハデハデに仕上げてあるみたい。

 タミヤのドリフトモデルの場合、競技会モデルよりもモーターの位置を前にずらして重心を前側に寄せているみたい。ドリフト関連のブログ記事の中には、オーバーステアを大きくしたいがために後ろに重りとか載せているのがあったけど。これは多分素人考えだろうね。

 ドリフトモデルに限らず、自動車っていうのは基本的にはミッドシップ、重心が車体の真ん中にあるのが最も運転しやすい。

 後ろが重たい自動車というのは、ハンドルを切りはじめた時にはアンダー傾向が強くて、車体が旋回し始めると逆にオーバーステアになってしまってスピンしやすくなる。

 ドリフトをしたいのであれば、むしろハンドルの切りはじめに応答が良くて、車体の向きを一気に変える必要があるから、車体の前を重めにする方が正解だと思う。

 よく実車のポルシェとかが雨のレースで後ろ向きにタイヤバリヤに突っ込んでいる映像を見たことないかな。なくてもいいんだけど、ポルシェっていうのは後ろが重たい自動車の典型で、滑りやすい状況だと簡単に後ろ向きにスピンして操縦不能に陥る。

 WRCとかの車っていうのは、フロントエンジンを無理から後ろにずらして載せることで、フロントミッドシップを実現しているから、ドリフト走行をしてもスピンしないで制御できるようになっているのです。

 だからドリフト車は基本、フロントミッドシップにしないとスピンしかしなくなる。

 実車のドリフトで多用されるのかFRなのは、前が重くてハンドルの応答がよくて、後ろが軽くてトラクションがかかりにくいから。ポルシェ911でドリフトっていうのは難しいのよ。だから豆腐屋のレビンなわけ。


 次はTB03だったかな。間違えてたらごめんなさいね。

 そのドリフトモデルがこちら。

 TB03はシャフトドライブ形式、でもTT01との違いがよくわからない。

 TL01っつうのもあった、これは成型モノコック構造のシャフトドライブモデルで、これもTT01と何が違うのかよくわからない感じ。


 後ろのタイヤに駆動力を持たないFFシャーシっていうのもあった。これはFF03シャーシ。


 個人的にはツーリングカーとかより、フィアット500とかが好きなんだけど、シャーシ自体も違う規格なんだそうで、タイヤもドリフト用というのはないみたい。フィアット500とかはMシャーシっていう規格らしくて、ツーリングかーとは違うらしい。でも結構人気があるみたいで種類は豊富。

 これは本物。


 これは最新のM06シャーシ

 何となくボディカバーがなくてもカッコイイ形に仕上がっているね。

 これが確かM05

 これがM04

 これがM03だったと思う。種類が凄くて混乱する。

 ヨコモのモデルもシャフトドライブとベルトドライブがあった。


 ベルトドライブモデルの方にはディスクブレーキがついていたんだけど、これは形だけ。ブレーキかけた時にじんわり赤く光るとカッコイイかもね。

 ヨコモの車体は元々競技会用に作られているので、デファレンシャルがシャーシの下に露出するほど低重心に作られている。

 これは普通の砂だらけの広場とかでは走らせたくないかな。

シャフトドライブのモデルも、バッテリーが一般的なパック式が使えなかったりして、ヨコモの車体はマニアックで初心者向きじゃないかもね。

 ブログに写真載せるのって、小さなサムネイルだけを頼りに掲載しなくちゃならないので、ラジコンカーのシャーシみたいに、遠目にほとんど同じものを区別して掲載するのは結構難しいです。ですから間違ってたらごめんなさい。

 何だか種類ばっかり多いラジコンシャーシだけど、もっと根本的な改革ってできないのかな。実際の電気自動車だとタイヤの内部にモーターを組み込む「ハブドライブ。」っていう構造がある。

 近年では超音波モーターとか静電モーターが開発されているから、これをハブドライブに応用したら高性能ラジコンができるんじゃないかな。

 ハブドライブっていうのは慶應大学の清水教授とかがつくったエリーカとかに採用されている形式。

 キーエンスっつう会社にはラジコン用のブラシレスモーターシステムっていうのが既にある。これは普通の模型用のモーターとは違って、インバーターで専用モーターを駆動する形式。エアコンとか山手線のモーターがインバーター。

 値段は結構するけど、実車のパーツから較べれば趣味としては高くはないんだと思う。インバーターとかモーターとかドライブエフェクタとか、全部で¥53,259ー。

 実売価格はもう少し安くなるのかも知れないけど、部品だけだから安くもないけどね。

 何故か広角レンズで撮影されている。キーエンスのラジコン関連商品はみんな広角レンズで撮影されている。何だか変。


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